青森北海道自転車旅行2日目(むつ→函館)

2日目行程

むつグランドホテル→大間:自転車
大間→函館:津軽海峡フェリー
函館→五稜郭→ビジネスホテルきたぐに:自転車
ビジネスホテルきたぐに→五稜郭駅:徒歩
五稜郭駅→函館駅:電車
函館駅→函館山 山頂:徒歩
函館山 山頂→函館駅:徒歩
函館駅→五稜郭駅:電車
五稜郭駅→ビジネスホテルきたぐに:徒歩

2日目コースマップ(むつグランドホテル→大間)

距離:51.65km
所要時間:2時間51分
ロガー:i-gotU GT-600

2日目コースマップ(函館山トレイルラン)

距離:5.79km
所要時間:57分
ロガー:i-gotU GT-600

むつグランドホテル→本州最北端(大間)


おはようございます。予定通り6時過ぎに起床。
本日は2015年9月19日。今日もハリキッテいきますよ!
7時ごろ朝食会場へ。
和食か洋食か選べたので和食を選択。
朝から豪華です。昨晩食べたのが遅かったので、あまり食欲がありません。
左奥にあるのはフノリと卵、たまねぎなどの味噌味(確か)の炒め物。
これがまた美味しい。フノリ、すっかりハマりましたよ。


さて、楽しかったホテル生活にも別れを告げ、再び雨の中へ・・・。
今回の旅は初日が一番豪華な宿でした。
この先、どんどんグレードが下がっていきます(最終日には予期していなかった漫喫仮眠・・)。
やはり最初はテント泊や民宿、ゲストハウスなどで繋いで、最終日にちょっと良いホテルに泊まるってのがなんとなく理想です。


ホテルを出た当初は霧雨かな?なんて思いましたが、いざ走り出すと本降りに近い状態に。
むつ市からは反時計回りにて下北半島を走り大間へ。


山間地帯に入りました。
交通量もやや多く、ちょっと疲れたので休憩。


山間部を越えると海に出ました。
天気が良ければ最高なんだろうなぁ・・。


しばらく走っていると「フノリ」を売っている店がありました。よくある直売店みたいなお店。
しかし、この濡れた身体で店内に入るのは申し訳なくスルー。・・フノリ、通販で買おう。
その店から少し離れたところに道標がありました。
この道標、示す先が全てダイナミック!


ニューヨーク12,320キロ、ハワイ6,020キロとあります。


雨も酷いしこんな雨の中走るなんて間違ってるよなーなどと色々悪態をついていたところ、地元の漁師さん?尼さんが海の中から何かを採る作業を行っていました。
海藻?フノリでしょうか。こんな雨の中でも変わらず働くその姿に感化され、趣味で走っているのに何文句言っているんだとそこからは黙々と最北端を目指しました。
そういえばこの区間で初めて自転車乗りに出会いました。
サイドバックをつけた旅仕様の自転車。僕が一番好きな自転車です。
ちなみに嫌いな自転車、自転車乗りはガチガチのロードレーサーみたいな人。
ヘルメットからウェアからバイクシューズまでレース仕様でサングラスをかけてスピード出すタイプ。
なんかこう、ギラギラしたものがあり、苦手です。


最北端に到着しました!
さすが本州最北端とだけあって、色々な売店があります。
雨にもかかわらず開けている店が多く、呼び込みも凄いです。


この写真を撮ることが今回の旅の目的の一つ!
東京から全て自走ならば感動して涙の一つも流れたかもしれませんが、なんせ青森まで新幹線でひとっとびですからね(^^;)


海は荒れています。


大間はマグロを売りにしているようで、こんな公衆トイレにもマグロ!


観光客も多かったです。
観光案内所みたいなところで「証明書」を発行してもらいました。
200円です。

11時40分発のフェリーに乗るため、最北端を後にして出発。
残念ながらマグロを食べる時間はなく。

津軽海峡フェリー

フェリー乗り場に到着。
最北端からは自転車で確か10分~20分くらいです。
乗ったのが出向時間ギリギリの時間だったため空席がなく、仕方なく廊下の空きスペースへ。


優先席エリアはがら空き。なんとなく勿体無いですね。
なにはともあれ、無事フェリーに乗り、いざ北海道へ!!


こんなところに座っていました。
僕の購入したチケットは等級が「スタンダード」で一番安い等級です。
期間によっても値段が異なりますが、準繁忙期に該当し、2260円でした。
スタンダードだと大広間に雑魚寝する感じになります。
その雑魚寝スペースは人で一杯でした。繁盛しているんですね。
ちなみに自転車は輪行袋に入れて乗船したのですが、乗る際に「3辺の合計値が2m以上だと別途料金必要」と言われました。
大型客船フェリーで輪行袋に入れた自転車に関して追加料金が必要と言われたのは初めてで、ちょっと戸惑いました。
乗船時間ギリギリということもあり、乗船してからまた測って手続き~的なことになりましたが、結局その後計測や手続きはなく、そのまま下船となりました(^^;)
今後、津軽海峡フェリーにて輪行される方は確認しておいたほうが良いかもしれません。
こっちとしては追加料金を避けるために自転車を分解してるのですが、それでも追加料金かかるというのならば、最初から料金払って裸自転車のまま乗せたほうが楽ですもんね。


昨晩むつグランドホテルで購入した煎餅を食べます。


函館が見えてきました!


下船してフェリーターミナルへ。
ついに来ました北海道!

北海道 函館到着


北海道=驚くほど寒い!という勝手なイメージでしたが、そこまで寒くはなく、函館だと青森と一緒くらいでしょうか。
それより最初に驚いたのはパチンコ屋が9時開店だということ!
東京では10時開店が常。
他の店も9時開店だったので、北海道では9時開店が常識なんでしょうか。


フェリーターミナルからとりあえず函館駅方面を目指しました。

塩ラーメン

函館といえば塩ラーメン!と言われたのでラーメン屋を物色。
1件目に入ったのは「はこだて塩ラーメン しなの」
昼は14時30分までと書いてあるにもかかわらず14時過ぎに入店するともう終わったとのこと。残念!


2件目。
「ひかりの屋台 大門横丁」という屋台が立ち並ぶ一角にあった「新函館らーめん龍鳳」。
サインなども多く飾ってあり、人気店であることを感じさせます。
ココに決めた!
注文したのはもちろん塩ラーメンの「黄金塩ラーメン」。750円。
ズズズ・・うん、スープはまずまずだが、残念なのがチャーシューが臭い!
しかも脂身がなく、カスカスした感じ。
そして750円の割には具材が少なく寂しい。
こりゃ観光地価格として割り切るしかありませんね。
函館で塩ラーメン食べた!これが大事です。

五稜郭


今日は函館近くに宿を手配しているため、このまま函館観光を続行します。
塩ラーメンの後は五稜郭に行きました。
星型をしたお堀があり、そこの隣に五稜郭タワーなるものが立っています。
五稜郭タワーを登ればその星型のお堀が眺められるらしいのですが、料金840円・・。
ケチりました(^^;)
今晩登る予定の函館山からも見えるかもしれないし!


ゆるキャラがいました。


五稜郭タワー2階にはレストラン、喫茶店が入っています。
函館なら「五島軒」というカレー屋が有名と親から聞いていましたが、ここに偶然ありました。
本店は函館駅のほうにあるみたいで、こちらは五稜郭店。
先ほどのチャーシュー臭さを消す意味でもランチのはしごをすることにしました。


注文したのはイギリスカレー(ビーフ)。820円。
確か150年の伝統ある味。これが当時函館でも食べられていたカレーの味なのか~なんて思いながら完食!
ルーは少し辛口、ベーシックなカレー味といったところ。ビーフがとても美味しく、雰囲気もよかったのでこちらは当たりでした。

ビジネスホテルきたぐに

お腹も満足したので宿へ向かいました。
本当は函館駅近くのゲストハウスが良かったのですが、5軒ほどあたるも全て満室。
ようやく見つけたのが五稜郭駅から徒歩15分~20分くらいにある「ビジネスホテルきたぐに」。
素泊まり5400円。
外見はホテルというより古い図書館か公民館かなにかそういった雰囲気。
中に入ると思いのほか若い男性店員さん。アッシュ色の髪の毛をしているが腰が低くて感じが良い。新宿○丁目に行けば大フィーバーしそうな雰囲気の店員さんです。
建物の雰囲気は「じゃらん」の口コミにもあったとおりちょっと怖い感じ(^^;)ですが、この店員さんの接客で気持ちが少し和みました。
案内された部屋は1階の5畳ほどの和室。窓からは隣の工場が見え展望は良くありません。
なにより、この部屋、タバコ臭い!これは昨日に続きまたまた失敗です。
ちょっと寝て、洗濯(200円)&乾燥(30分100円)して旅の目的の一つである函館の夜景を見るために夜の街へ。

函館山トレイルランニング


自転車では少し遠かったので、ラン&電車で行くことにしました。
五稜郭駅から一駅で函館駅へ。


函館駅から歩いて函館山を目指します。
途中、レンガ倉庫がありました。
ここは横浜に似ていますね。
横浜、函館は早くより開港して海外の文化を取り入れてきたためか、雰囲気が似ているんでしょうね。


函館山が見えてきました。


自由の女神なんかもあります。


ロープウェイ乗り場は凄い人だかりでした。
僕はその喧騒を横目に登山道へ。


トレイル入り口の案内板。


旧山道コースを利用して山頂を目指しました。
ハンドライト一つで問題なく登れました。
足元はワラーチ。


1時間近く登ったでしょうか、山頂が見えてきました。


山頂に着きました。こちらも凄い人だかり。


夜景です。
さすが日本三大夜景!
しばらく見入ってしました。
満足したので帰路へ。
ロープウェイは30分待ちとのこと。
もし空いていたならばロープウェイもありだったのですが、帰りも旧山道コースを利用することに。
15分ほどで下れたのでお金も時間も節約(^^)
トレイルラン競技は実用的ですね(笑)

函館散策


ロープウェイ乗り場の近くには教会などが立ち並び、日本らしからぬ雰囲気があります。
チャチャ登りという坂、由来が気になります。


教会を見に行きました。こういうところならば、ミサ?に参加してみたいですね。


夜の教会は雰囲気あります。


レンガ倉庫の辺りに戻りました。
イカ煎餅が売っていたので購入。300円。煎餅の中にイカがたっぷり入っており美味しかったです。


この船の雰囲気なんか本当、横浜に似ています。


この一角にある「ラッキーピエロ」に入り、お土産を購入しようとレジに並びましたが、混んでいて忙しいからか無視されました。
ラッキーピエロは初めてだったのですが、この近辺でいくつか見かけたので、北海道にあるファーストフードのチェーン店のようですね。
そのレストラン用レジと売店レジで分かれていたのか、こちらのレジには目もくれず・・。
仕方なく店を後にしました。人が多いところはダメですね。夜の山の中が恋しい。

函館晩ご飯


夜景も見たし、次は晩御飯を食べるためにお店探し。
ここ函館エリアには多く海鮮系の居酒屋が立ち並んでいましたが、僕はお酒を飲まないし、一人で入るにはちょっと気が引けました。
ようやく入店したのがどんぶり横丁のあるお店。
どんぶり横丁は基本朝営業のお店が多いようですが、ここは夜も営業していました。


ゆっけ丼を注文、1000円くらい。食べたかったイカの料理(塩辛)もついており満足。


横丁のメニューはどれも少々お高めのようです。
海外観光客向けなのでしょうか。


この写真の左の店で食べました。
ラストオーダー近い夜8時過ぎに入ったため、メニューが限定されてしまっていたので、夜行く方はちょっと早めに行くことをオススメします。


函館駅より電車に乗って五稜郭駅へ。
降りて幹線道路沿いにあるマクドナルドへ。
マックポテトSとホットコーヒーを注文。なにかジャンキーなものを食べたくなったので(^^;)
宿近くには「昭和温泉」という銭湯があり入るか迷いましたが、結局入らず。宿の風呂で済ませて就寝。

お金

本州最北端証明書:200円
津軽海峡フェリー(大間→函館):2260円
昼ごはん 龍鳳 黄金塩ラーメン:700円
昼ごはん 五島軒 イギリスカレー:820円
お土産 五島軒 函館カレー(レトルト)×2:756円
交通費(五稜郭→函館):210円
いか煎餅:300円
どんぶり横丁 ゆっけ丼:1000円
交通費(函館→五稜郭):210円
マクドナルド ポテトS&コーヒー:310円
宿泊費 ビジネスホテルきたぐに:5200円
洗濯&乾燥:400円