2014伊豆大島キャンプ合宿⑤

煮込みうどんを作る

トレランを終え、飯も食い、汗も流したあとはキャンプです。
まずはトウシキキャンプ場最寄の商店で買出し。
味噌煮込みうどん、ソーセージ、長ネギ、パン、ミニトマト、ヨーグルト、温泉卵、野菜ジュースなどを購入。
キャンプ場に戻ると隣のテントの人たちが居ました。
ん、見たことある。三原山手前で道を教えてくれた二人組みでした。
偶然ですね、なんて会話をしながら晩飯の準備。
しまった、野菜を切る道具がないじゃないか。
ここは男らしく歯で食いちぎることにしました。
MSRドラゴンフライのプレヒートを開始。
風がちょっと強かったので心配でしたが、無事に火がつきました。
まずはうどんを煮込みます。そこに先ほど歯で細かくした長ネギを放り込みます。


うん、いい感じ。
しばらくして煮立ってきたので、麺を入れて少し茹で完成。温泉卵を入れます。
うまい!おっと火はまだ消さずに、続けてコッヘルの上蓋でネギとソーセージを炒めます。
外が寒いからかソーセージがなかなか焦げ付きません。
まあいいやとパクリ。これもうまい。晩飯を食べると眠い。
コッヘルを洗って、早々に寝る準備。まだ20時過ぎですが。
朝から自転車にトレランと10時間以上やっていたので疲れました。

隣から「アッ!」と言う声、どうやらテント外に置いていた食料をカラスか何かにつつかれたようです。
言ってあげればよかった。。キャンプ場にはカラスがいて食べ物を狙ってます。あとは猫とかキョンもいるそう。

寝る準備

テント内で横になります。心配していた足先の冷えはそんなにない。
でもまだ食べた後で体温が高いからか?
上にはユニクロのヒートテック、フリース、下にはパールイズミの冬用サイクルジャージ。
そしてイスカの夏用シェラフ。

足が疲れていて固まっている。セルフマッサージ、ストレッチ。
ラジオをつけます。AMラジオ。
すると、天井にぶら下げていたライト=BKのオービットが消える。ん?ボタンに触ったかな。
スイッチを押すと明かりがつきました。
トイレをする為、外に出ると既に真っ暗。
見上げると星空っ・・・!!

テントに戻りました。
周りにもテント泊している人が数グループ居て、外でご飯作って騒いでます。歌うたったり。
僕も外に出て、星を見ながら散歩でもしたかったのですが、疲れていたのでテント内で休むことに。
すると、天井にぶら下げていたライト=BKのオービットが消える。
・・・これはボタンに触ったのではなく、恐らく電池切れのサイン。
予備電池を持ってきておいて良かったです。

ちなみにトウシキキャンプ場には屋根のあるベンチスペースがあり、そこは夜も電気がついているため、テント内のランプを消しても若干ですがものは見えます。
それゆえ、トウシキキャンプ場でも星は十分きれいなのですが、筆島に行けばもっと綺麗な星空が見られるのだとか。
星空と言えばお笑いコンビのチュートリアルが「星空みく」というコントをやっていました。
あれは面白いネタでした。

横になってipodシャッフルで音楽を聴こうと手に取ると、なんと電源が入ったまま!!
いつから?恐らく朝からでしょう。
試しに一度電源を切り、もう一度ONにするとイヤホンから「バッテリーロー」とアナウンスが。。
しまった。なんたるイージーミス!仕方ありませんね。

寒さと闘う

ちょっと寝ようと耳栓をつけ横になっていると、そのまま数時間寝てしまったようです。
時刻は夜の12時過ぎ。寒い!!テント内の気温は8度くらい。フライシートに結露ができています。
予報では日曜日は最低でも8度。なのに今テント内で8度。外はもう少し寒そう。
ULライトダウンを着ます。手袋も。

ちょっとお腹すいたような。黒糖ロールパンを3個食べました。食べれば暖まるはず。
体を揺らして温めてみます。
やはり夏用のシェラフだと寒いのか。

で、ちょっと寝て2時過ぎ。
寒い!!
なにか暖かいものは?お湯を沸かそうか?テント内で?
「・・一酸化中毒で死亡・・」と言う文字が頭をよぎります。アカンアカン。
あ、エマージェンシーブランケットがあることを忘れていました。
すかさず袋から取り出して広げます。
ちょっと暖かくなったような。
そういえばトイレに行きたい。でも外は寒いし朝まで我慢しようか。。
3時くらいに意を決してトイレへ。星が綺麗です。
戻った後はようやく眠りにつき、次に気がついたのは朝6時半。


外はすっかり明るくなっていました。テント内の気温も10度以上に。
おはようございます!

iPhoneがない

まずはお湯を沸かしてモーニングコーヒー。
黒糖パンと一緒に。
テント内の気温もどんどん上がり15度以上。
シェラフを外に干したり、荷物を整理したりしているうちにiPhoneがないことに気が付きます。
どこを探してもない。トイレで落としたか。トイレに行ってみるも無い。
うーん、誰かに拾われたのかも。
キャンプ場内で一番賑やかなグループ、見た目はちょっと怖い。どうしよう。
覚悟を決めて聞いてみると、「あらら、カラスにとられたのかなあ」「おーい誰か、携帯見たやついるか?」「電源は入ってますか?鳴らしましょうか?」「見つけたらこえかけますよ、どこのテントですか?」
などと親切にしてくれました。
そして携帯電話はシェラフの中から見つかりました。。
見つかった旨を伝えに、先ほどのグループに報告。「見つかりましたか!良かったですね!」といって頂きました。
人は見た目じゃありませんね。ホントお騒がせしました。
気が付けばコーヒーは冷えていました。

ホテルシークリフ

一段落した後、朝風呂に入るため、自転車でシークリフに行きました。
内線54番をコーリング。
主人が現れました。300円を払い、風呂へ。
体がほぐれます。風呂を出ると、ロビーに主人と店員さんがいました。
そこで少し話をしました。
来週に控える大島ウルトラマラソンは台風の影響か参加者が減ったそう。
やっぱり復興のためには沢山の人に来てもらったほうがいいのだとか。
ここはトウシキキャンプ場からも(自転車なら)近いし、300円と安いから人に勧めますよ!といって別れました。
シークリフ、ここは基本は民宿で、風呂は1回300円。
前に聞いた話では24時間OKといっていたけど、深夜いくと迷惑だろうし行ったことはありません。
トウシキキャンプ場からは筆島方面に行くと、波浮港見晴台のすぐ先にあります。
青基調の建物。オススメですので是非。

波浮港散歩

その後、波浮港へ。
ここは昔ながらの街並みがいい雰囲気の港です。


その港の一番奥に揚げたてのコロッケを販売している商店があります。
コロッケ60円。カレーコロッケ70円もあります。
コロッケを注文。おばちゃんがその場で揚げてくれます。
旨い!

キャンプ場でくつろぐ

トウシキキャンプ場に戻ると、既に多くのグループが居なくなっており、残るは僕と隣のグループだけ。
ちょっと寂しいですね。
僕は16:30の熱海行きのジェット船に乗るので、まだ時間に余裕があります(東京行き大型船は14:30発)。
これは熱海行き航路のメリットですね。
そしてテント内はなんと30度を越えていました。日が出るとこんなにも上がるものなのですね。

カレーリゾットを作ることにしました。といってもインスタント。お湯を入れるだけの山でもいけるやつです。
仕上げに昨日残しておいた温泉卵。


旨い!
片づけつつ、近くの木のテーブルに移動。コーヒーを作ります。
椿マグカップ、買って良かった。
その後、ワラーチを履いて、短パン、半袖姿になって周辺をランニング。


気が付けばワラーチを脱いでいました。
太陽サンサン、芝生と海。とても開放的です。
仕事のことなど忘れてしまいそうです。

元町港へ

時刻は12時30分。ヤバイ。ゆっくりしすぎた。ここから岡田港までは21kmほど。
というか今日の出帆港は元町、岡田のどっちだろう。島内アナウンスを聞き逃したようです。
とりあえず準備して元町港まで飛ばしました。
島の西側の道は走り易く、テントを背負っていてもスイスイ、14時前には元町港に到着していました。
で、今日の出帆港は元町港とのこと。
岡田港まで走らなくて済みました。


とりあえず、腹が減ったの御神火温泉に行き、ネギらーめんを注文。850円。
ここしばらく、ベジタリアンを意識して肉を控えてましたが、ラーメンごときじゃ腹は満たされず、鳥の唐揚げを注文。ご飯も。
やっぱりうまい。


まだ時間があったので、サンセットパームラインを走ることに。
ここは伊豆大島トライスロンの自転車とランニングで走るところ。懐かしいです。


台風の爪痕


ふと、そのトライスロンのトランジットエリア(種目を切り替える時に使うエリア)に寄ってみてビックリ。
昨年の台風による堆積物が集められていました。
木など粉々になっています。
これを見て改めて台風の被害は凄かったのだと実感しました。

島内でも、この元町の被害が特に大きかったのですが、南側の波浮辺りではそこまででもなかったようです。
なので波浮の人がテレビの映像を見て、同じ大島なのに別の島のように思えたそうです。
それから当時は自衛隊の車も頻繁に通っていたのだとか。
そういえば今回、島を走っていて大型トラックに良く遭遇しました。復興作業を進めているのでしょうか。
島の人曰く、台風の影響もあり観光客が減っているのだとか。
そして復興には多くの人に来てもらうのが良いそうです。
僕にとって大島は今のなんちゃってスポーツマンになるきっかけになったともいえる場所。
2010年の伊豆大島トライアスロンで大会デビュー。それまではランニングの大会なども出たことありませんでした。
レースでは島をあげて応援してくれ、夜にはパーティーで歓迎。
最初の大会が楽しくなければ続けてなかったかも。
色々と学ばせてもらっている伊豆大島に、いち早く元気になってもらいたいものですね。

熱海、帰宅


その後、16時半のジェット船に乗り、熱海港へ。
自転車は大型荷物として別途1000円かかります(大型客船の場合は無料)。
熱海港で自転車を組み立て、熱海駅まで自転車で行きます。
熱海港から熱海駅までは結構登ります。
ああ、本土に戻ってきたんだなぁと寂しくなります。
そこから東海道線で都内へ。
こうして2014年新春伊豆大島キャンプ合宿は終了しました。


帰宅後、波浮港見晴台で購入した椿柄のマグカップにコーヒーを淹れる。
そしてまた椿が咲くころにキャンプをしに行こうと思うのでした。

おわり