2014伊豆大島キャンプ合宿④

大島公園エイド

砂漠ランを終え、大島公園に到着。
朝は店がやっていませんでしたが、今は営業しており、椿まつりもやってます。


イベントやってました。


なんと、伊豆大島にもスタンプラリーが!「椿まつりスタンプラリー」
丹沢スタンプラリーマスターの方必見です。


その後、近くにある動物園へ。ここは入園無料。
豚は相変わらず死んだように寝ていますね。

海岸遊歩道トレッキング

さて、大島公園を後にして、海岸遊歩道へと向かいます。
海岸遊歩道は島の北東の海岸沿いに続く道。
海岸といっても、道から外れるとそこは崖になっており、落ちるといけない感じです。


トレイルと断崖絶壁の海が交わるこのコースは走っていて気持ちが良いのです。


大島公園からは南下することでふるさと村に行くことができ、そこから大島一周道路に合流、バス停へと戻ることができるのですが、
せっかくなので北上し、適当なところで折り返すことにしました。
写真は大島公園下の海岸遊歩道からしばらく北上したところにあるベンチにて。
シューズはバハダ。紐は登山とかに使う紐に変えてます。
結びはネイサンのロックレースのロックを使ってます。
ネイサンのロックレースの紐はバンジーコード見たいな素材ですが、あれだとトレイルの不安定な道を踏んだときにズレるとアートスポーツの人に言われたので、この紐にしました。

景色は良いが、体に元気がない。恐らくは食べてないから。
そして寒い。アームウォーマー、ウィンドブレーカーを着用、フードもかぶります。
大島公園で昼飯の予定だったのですが、あいにく食べ物らしい食べ物は売り切れ。ドリンクだけ補充。
ここで素焼きミックスナッツがききました。
ナッツはカロリーが多いので、こういうとき助かります。疲労回復効果もあるとか。
ちょっと元気が出てきて、体温も上がったのか、ウィンドブレーカーが暑くなってきました。
自分は燃費は良いほうだと思っていたのですが、やっぱりご飯は食べないとだめですね。UTMF気をつけよう。


浜辺に到着。
ここは何回か来たことがあります。そして道はまだ続いているのですが、進んだことはありません。
なぜなら、ここから先に行くにはトンネルを通らなくてはいけなく、そのトンネルがなんか不気味だったからなのです。。

行者海岸トンネル(※グロテスクな表現を含みます。心臓の弱い方は飛ばしてください)


「行者海岸トンネル」
そう名づけられたこのトンネル。
行者とは修行を行う者の意味であり、なんだか物々しい雰囲気が漂っています。
中を除くと、途中で道は曲がっており、出口は見えません。
全長500m以上。キロ6分ペースでも3分くらいか。。
今回はふるさと村までいき、そこから上がるルートのため、これを通らないといけない。
意を決して進むことにしました。

「いいかい?決して後ろは振り向くんじゃないよ?」
なにかの童話にこんなシーンがあったような。。
そして振り向いてしまった主人公はおぞましい化け物に襲われ、出口まで行けませんでしたと。
ああ、怖い!!
昼なのにトンネル内は不気味です。
天井に等間隔でライトがぶら下がっており、走っていると明るい、暗いを繰り返します。
トンネルの中にベンチのある休憩スペースがありました。
こんなところで茶なんて飲む人いるのでしょうか。。
ああ後ろは見ちゃいけない、あああ後ろは見ちゃいけない、ああああ後ろは見ちゃいけない。
見てしまった!!!!アッーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!

・・良かった。化け物はいませんでした。。変わりに入り口が見えてました。
なんだ、まだこれだけしか進んでないのか。500mてこんなに長いっけか。
そしてまた休憩スペース。ベンチが二つほど。
このトンネルの由来みたいなのについて書かれた看板もありました。でも見れませんでした。
そこにトンネル工事で亡くなった人の慰霊がどうのこうのなんて書かれていたら怖かったからです。
・・・長いな500m。
あ、先が明るくなってきたような。それは確信に変わり、ようやく出口へ。
無事に行者トンネルを走破!


そこには晴天の海辺が広がっていました。

「HC14」


行者トンネルの後はこれまでの遊歩道と同じような道が続きました。


これはキョンを捕獲する為の仕掛け。この周辺にはいくつかこの仕掛けが置かれてました。
捕まってる仕掛けはなかったです。
程なくして「テニスコート」「駐車場」の案内板。どうやらふるさと村が近いようです。
まだ走りたかったので、もう少し海岸遊歩道を進むことにしました。


そして「サンタ沢」というところでどうやら行き止まり。
地図には更に先に「フトウの滝」というのがあるみたいですが、深追いはやめておきました。
近くに管理道路があったので、それを使いふるさと村・セントラルロッジ方面へ。
少し広いロードに出ました。
地図によるとふるさと村から大島一周道路へはくねくねした道が続いており、どうやらこの道がそれっぽい。
道の形から想像するに結構な登りがありそう。
この道がその道か確信は持てませんでしたが、車も数台行き来しており、大島一周道路へと続いてそうだったので、登ることにしました。

登る。ひたすら登る。
どれくらい距離があるのだろう?
曲がり道、そこのガードレールに立て付けられた看板がある。道案内かと思いきや「HC13」の文字。
ん?そういえばさっきロードに入るくらいのタイミングで「HC14」の文字を見たような。
数字が減っている。これがHC1になるまで登る?まさか。
それにしてもHCってなんだろう、ヘアピンカーブの略?カーブのスペルは「C」から始まったけか。
そんなことを考えているとまた曲がり道。そして「HC12」。
HCの間隔からして、もしHC1まであれば結構登りそう。疲れて歩きました。
変わり映えのない景色。変わるのは「HC」の数字だけ。


HC9、HC8、HC7・・・・
やっぱりHC1まで登るんだっ!
同じような道が続いてちょっと笑えてきました。そして八ヶ岳スーパートレイルの大河原峠を思い出したり。
HC5、HC4、HC3・・・・
そしてついに「HC1」!!
やっぱりHC1まで登りは続いていました。そして無事に大島一周道路に合流。
こうして魔のHC14は終わったのです。

ラーメン

大島一周道路に合流できたからといって安心はできません。
ここから更に自転車を停めてある「大島大砂漠バス停」まで走らなくてはいけません。
覚悟して走りましたが、意外と距離はなくすぐに到着。自転車も無事にありました。良かった。


トレラン開始時は38kmほどだったので30kmくらい走りました。
ここからは波浮までは下り。自転車は寒いので、バーサライトパンツを履きます。手袋も装着。
ビューンと飛ばして波浮港見晴台の商店へ。
おなかがすいた。なにかご飯を食べよう。
おじちゃんがいたので、ラーメン大丈夫ですか?と聞く。
すると「え、今から?」と言われたので、ああそうだよなぁ、もう夕方だしと思っていると、
「(帰りが)遅くなっちゃった?かわいそうに、お湯沸かすから待っててね。」と作ってくれることになりました。
岩のりラーメンを注文。岩のりたっぷり。そんな待ってないのに「ごめんねぇ、待たせちゃって。かわいそうに。」と気遣われました。
行者トンネル、HC14と制覇してきて、大分やつれていたのかもしれません。。


うまい!朝から大したご飯を食べていなかったし、寒くなってきたので、これは蘇ります。
「一人でキャンプ?かわいそうに。。」「食べるものある?」「カップ麺ある?」
カップ麺はありませんでしたが、ないと言えばあげると言いそうで、これ以上気を遣わせるのは悪いと思い、「大丈夫です、コンロも食料もあります!」と言いました。
食後にはコーヒーをサービスでいただきました。マグカップには椿が描かれています。これいいな。
現金キャッシュバックの件もあるし、マグカップを買うことにしました。900円。
「荷物になるんじゃないの?大丈夫?」これくらい大丈夫ですよ。
それじゃあ行きますというと、
「夜もしお腹すいたら、店来て。上で寝てるから叩けばいいから。ラーメン作るよ。」といって頂きました。
ありがとうございます。伊豆大島は心が暖まりますね。

シークリフ

ラーメンを食べすっかり回復。
近くのシークリフに行き、風呂に入ることに。
フロントで内線54をテレフォン!
が、主人は現れません。
一旦受話器を下ろして待ちます。
それを見ていた別の客(恐らく地元の工事現場の方)が「でない?おかしいなぁ。もういっぺんかけてみ?」
と話しかけてくれました。
もう一回トライ。
出ました。
300円を払い、一日の汗を流しました。