秀麗富嶽十二景一筆書き①


奈良倉山からの富士山
唯一、くっきり見えた富士山・・

秀麗富嶽十二景一筆書き

2022年10月8日~10月9日にかけて「秀麗富嶽十二景 一筆書き 48時間以内」という自主企画のイベントを決行しました。
略してSRF48・・・。 STC48シリーズです笑

秀麗富嶽十二景とは

「大月市域内にあり、富士山を望む優れた景観がある場所として、 山梨県大月市が1992年に定めた12の山域(山頂)」
のことを言います。※ウィキペディアより引用

秀麗富嶽十二景の一覧は下記の通りです。

 1.雁ケ腹摺山、姥子山
 2.小金沢山、牛奥ノ雁ケ腹摺山
 3.大蔵高丸、ハマイバ丸
 4.滝子山、笹子雁ケ腹摺山
 5.奈良倉山
 6.扇山
 7.百蔵山
 8.岩殿山、お伊勢山
 9.高畑山、蔵岳山
10.九鬼山
11.高川山
12.本社ヶ丸、清八山

「一景」につき2座設定されているものがあります。

一筆書きイベント

これらを見て何を思いましたか?
「一筆書きしてみたい!」
そう思ったはずです笑

そう思い、計画したのは2019年。
よし、決行だ!と思った矢先、令和元年台風第19号により泣く泣く中止。
その後も、膝の怪我、コロナ禍とあり、企画は眠ったままでした。

が、2022年、膝も良くなってきたし、参加者を募って決行することに。
集まったのは2019年時にも参加エントリーしていただいていた「ボッコさん」と「駄馬キク」さん、そしてウサカメの3名。

ルール

設定したルールは下記の通りです。

1)48時間以内に秀麗富嶽十二景を一筆書きして、大月駅でフィニッシュすること。
2)十二景を踏めば、巡る順番及びルートは自由とする。
3)スタート場所は自由とする。
4)一景で2か所山頂があるものについては、いづれかを踏めば良いものとする。
5)期間中であれば、途中離脱&再スタートは可能とする。
 但し、再スタートの場合は離脱ポイントからスタートすること。
 途中離脱後の公共交通機関の利用は認める。
6)売店、宿泊施設の利用は自由とする。

5)のルールは、自分がホテルに泊まりたかったから設定笑
大月駅の東横インを予約しておきました。
・・が、詳細は文中に記載しますが、結局、途中離脱せずにぶっ通しで行くことに。

そして天気予報も問題なし!(雨予報でしたが台風ではない)
いよいよ3年越しの開催、秀麗富嶽十二景一筆書き、どうなることやら!


前日に思い付きで即席で作ったU〇MB風のリストバンド笑

コース情報

※計測:EPSON WristableGPS MZ-500MS

ルート

鶴峠→★奈良倉山→★小金沢山→★牛奥ノ雁ヶ腹摺山→大峠→★雁ヶ腹摺山→大峠→黒岳→★大蔵高丸→★ハマイバ→★滝子山→笹子駅→★本社ヶ丸→★清八山→笹子駅→初狩駅→★高川山→★九鬼山→★高畑山→★扇山→★百蔵山→★岩殿山→大月駅

★=秀麗富嶽十二景

距離

102~105km

累積標高

8000m程度

所要時間

29時間13分

補給ポイント

・大峠(水場)
・ローソン 都留田野倉店
・セブンイレブン 大月鳥沢店

スタート地点へ移動


上野原バス停
8時50分発のバスに乗ります。

・・が、バス停に着くと長蛇の列。
その中に駄馬キクさんの姿。
コースは参加者の自由なのですが、駄馬キクさんと自分は同じ鶴峠スタートとなりました^^
これは座れないなと諦めてましたが、違うバスに乗る方もいて、ぎりぎり座れました。

ちなみにもう1名の参加者であるボッコさんは、諸事情によりアーリースタートで、前日の23時ごろから既にスタートしています。


9時57分
鶴峠バス停に到着。
綺麗なトイレがあります。

スタート~奈良倉山

10時13分
トイレも済ませて、服装も準備して、 いよいよ「秀麗富嶽十二景一筆書き」スタート~!

ちなみにスタート時は半袖短パンです。


10時50分
奈良倉山
一つ目の秀麗富嶽十二景です。
1/12


奈良倉山からの富士山
そしてこれが最初で最後の富士山となりました泣


奈良倉山からの富士山ズームイン!

奈良倉山~小金沢山


奈良倉山~榧ノ尾山までは走りやすいトレイルです^^


11時18分
鶴寝山


行動食に「ゴマのふりかけ」を試してみました
最初は美味しく、これはイケるっ!て思ってましたが、中盤以降はなぜか食べる気になれませんでした^^;


12時30分
榧ノ尾山
ここで走りやすいボーナストレイルは終わり。
いよいよ秀麗富嶽十二景一筆書きが始まります笑


榧ノ尾山から先、石丸峠に向けて登りがきつくなります。


景色が開けるも、霧が濃い。



13時15分
小金沢山手前
少し霧、雲が晴れる場面も


13時39分
小金沢山
2つ目の秀麗富嶽十二景。
景色が残念・・
2/12

13時50分ごろ
小金沢山の少し南側でSRF48参加者のボッコさんと遭遇!
ボッコさんは笹子駅をスタートし、逆向きに進んでいたのでした。
会うのは久々だったので、世間話なども交えたあと、互いの健闘を誓い、お別れしました。

小金沢山~雁ヶ腹摺山


14時3分
牛奥ノ雁ヶ腹摺山
小金沢山とセットの山なのでカウントは増えず。
2/12


牛奥ノ雁ヶ腹摺山から眺める富士山泣

あと、ボッコさんと別れた後、後ろから走ってくるランナーが。
長野県から甲州アルプスのレースの試走に来ていたKさん。
初対面でしたが、まあ同じトレイルランナー、レースのこと、長野の山のことなど、一緒に走りながら色々と話させていただきました^^

Kさんとは黒岳の手前、大峠への分岐でお別れ。
自分は雁ヶ腹摺山を踏むため大峠へ。
ここはピストン区間となります。


14時56分
大峠に到着。


大峠の水場。
しっかり出ていました^^


15時26分
雁ヶ腹摺山に到着!
ここから眺める富士山の風景は500円札に使われていました。
3/12


雁ヶ腹摺山からの富士山・・・泣

さて、黒岳まで戻ります。
登り返しがきつい!
戻る途中で、少し後ろを進んでいた駄馬キクさんと遭遇。
そしてここから最後まで一人旅となりました。

あと、予約していた東横インをキャンセル。
16時までなら無料なので、ぎりぎりまで天気予報を見ながら決めました。
翌日の夜から雨予報で、雨が降る前にゴールしたかったからです。
夜通しの覚悟を決めました・・

ちなみに鶴峠、奈良倉山~大峠までは電波が悪く、この雁ヶ腹摺山付近は比較的、電波が入りました。

雁ヶ腹摺山~大蔵高丸、ハマイバ


16時33分
黒岳まで来ました。


晴れていたら気持ちの良いエリア


17時00分
湯ノ沢峠。
手前がちょっと急な下りでした。


湯の沢のお花畑
「どこがやねん!」って一人突っ込み笑


17時21分
大蔵高丸
ここからの富士山は個人的に一番のお気に入りなだけに残念・・
4/12


17時39分
ハマイバ
4/12


ハマイバは「破魔射場」なんですよね

夜間パートへ

確かハマイバから先、トレイルを進んでいると前方からライト2つ。
湯ノ沢峠に宿泊するハイカーさんでした。
「どこまでですか?」と聞かれたので、「秀麗富嶽を~」と話しながら、改めて途方もくれないコースだと感じ、無理な気がしてきました笑

ハマイバ~滝子山は実線ルートなのですが、踏み後が薄くて、霧も濃いために道が分からなくなることが多々ありました。
同じところを行ったり来たりする場面も。

ハマイバ~滝子山~笹子駅


19時1分
なんとか滝子山。
富士山は、、まあ夜だし見えないですよね。。満月で晴れていたら見えたりするのかな?
5/12

滝子山からは当初予定ルート(南側の破線ルート)から変更して、実線の沢ルートを選択。


濃霧&踏み後が良く分からない感じ
滝子山を越えた後もしばらく続きました。


もちろん迂回ルートを選択。

滝子山からの沢ルートは距離は増えたものの、難所はほぼなく、結果、こちらで良かったと思います。


笹子駅手前2kmくらいの自販機で休憩。

20時半ごろ笹子駅に到着。

ここだけの話、濃霧とかで疲れたので、一度はキャンセルした東横インをもう一度、予約してみようと空き状況を確認するも満室。
それならと、最近大月駅近くにオープンしたネットカフェチクタクに問い合わせするも満室。
今度こそ覚悟を決めました笑

標高の高いエリアを無事に終え、前半戦は終了!
後半戦へ!