塩の道トレイル旅(安曇野~大町)

塩の道トレイル2日目は安曇野市池田~大町中綱湖まで。
約31km。

池田、安曇野北アルプス展望のみち

2015年8月8日
おはようございます。
塩の道トレイル旅2日目の朝を迎えました。
7時ごろ起床。
朝食を食べるため1階へ。
庭のデッキで昨晩コンビニで購入したおにぎりと味噌汁を食べます。
デッキからは北アルプスの山々を臨むことが出来、良いモーニングとなりました。
今もあの山の上では知り合い達が走っているんだろうか?

共有スペースに戻るとゲストのドイツ人学生さんがいました。
片言の英語で少し会話。サークルのイベントで来ているんだとか。
学生のうちに旅を多くすることはとても良いですね。しかも異国の地で。お互い良い旅となりますように(^^)

時刻は9時。あっという間にゲストハウスでの時間は過ぎ、そろそろ出発の時間です。
このゲストハウスには(駅からの送迎も含め)車で来る人が多いらしく、歩いて出発する人は新鮮だと言われました(^^;)
あずみの池田ゲストハウスさん、お世話になりました。


塩の道は51号線及び田んぼの道を進んで池田町へ進むコースでしたが、その東側に「安曇野北アルプス展望のみち」というのがあったのでそちらを歩くことにしました。


民家の脇を通ることも多く、畑仕事をされている方をよく見ました。


「安曇野北アルプス展望のみち」は案内が少なく、ちょっと分かりにくかったですが、北アルプスを左手に見ながら進めば大筋はオッケーです。




北アルプスの山々。


山下大吾郎のスケッチポイント。


なかなか素晴らしい田園風景と北アルプスの景色でした。
今回の旅で一番記憶に残っている景色はこの辺りだったりします。
日陰がほとんどなく、酷暑でしたけど(^^;)
売店、自販機はなかったので、重かったですが2Lのお茶を持って正解でした。

信濃大町


池田町を少し過ぎると「仁科神明宮」という場所に着きました。
この辺りから再び塩の道に合流しています。


周辺マップ


しばらくはこんな感じのロードでした。
バスも走っているみたいですが、本数は多くなかったです。
途中にある東屋で休憩。
とにかく暑くてバテバテです。


信濃大町駅に到着。
駅を挟んだ西側には地下通路を使います。

最低なうどん屋=こまつうどん店


駅の西側に出ました。
なんとなく寂れた商店街?
やっているのかやっていないのか分からない店が多くあります。
そんな中でも人が入っていそうなうどん屋があったので入店しました。
入った途端、眉間にしわを寄せたような表情のおばさん店員が「一人!?」
と聞いてきました。
その瞬間、あ、この店はやばいぞ、、と直感しましたが、もう疲れていたし、そのままカウンターに座りました。
メニューを見て、焼肉+うどん定食に決めましたが、注文を取りに来てくれそうもないので、おばさんのところへ行きオーダー。
トイレに行こうとうろうろ探していると、おばさんが「なんですか!?」とまるで僕が悪いことでもしているかのような言い方をしてきます。
「トイレはどちらですか?」と聞くと、「あっちだよ」とそっけない返答。
もう店を出たくなりました。

意外にもこの店は繁盛しているらしく、カウンターは他にも一人客が多数。
ザックが邪魔になってはいけないと、客のいない座敷席の辺りに移動させると、ここでもおばさんが「そこは客の邪魔になるから足元においてちょうだい!」
なんだなんだ、、もうお金だけ置いて店を出ようか。。
しばらくして料理が出てくるも、こんな気分では美味しくいただけるはずもなく。
そそくさと食べ終え、「会計お願いします」というとおばさん、いや、おばはんは主人にあごで「会計!」と言い放ちました。
最悪や、あのおばはん。
主人はなんとなく、すみません、ありがとうございます。と言っていたので、おばはんのことを謝っていたのかもしれない。
後になって口コミを見てみたら、おばはんの接客が悪いと書かれていました。
今の時代、便利ですね。次からはちゃんと口コミ見てから入店するようにしよう。
全く、今書きながら思い出しても憎たらしいおばはんでした。
思い出にはなりましたがね、ハハハ。


その後、「塩の道ちょうじや」(旧塩の道博物館)に向かいました。
入館料500円と言われ、ケチってしまいました(^^;)
周辺地図などをもらい先へ。
写真は近辺の商店街。

木崎湖


塩の道は再び大通りを離れて、西側の小道へ。
そういえば道の脇に流れる水、綺麗ですね。
この溝は排水などを流す為のものなのでしょうか。東京ではあまり見ませんが、田舎のほうだと見る気がします。
子供のころにもこういった溝は見た記憶がありますが、今は地下を通しているのでしょうか。
なんとなく時代を感じ、ノスタルジックな気持ちに。


木崎湖へと続く道。


木崎湖に着きました。
バス釣りボートはまばら、おかっぱりアングラーもちらほらいるくらいで、混雑はしていないようです。
おかっぱりアングラーに話を伺うと、30cmくらいのブルーギルは釣れたけどバスは釣れていないそう。それにしても30cmのギルとはとてもデカイ・・。
遊漁料は1000円とのことなのでスルー。
スモールマウスバス釣りたかったのですが、次の中綱湖でも釣れるみたいですし、早めに宿に着きたい気持ちもあり先を急ぎました。


キャンプ場がありました。良い感じです。
ちなみにこの先の青木湖キャンプ場の口コミは最低でした(笑)
同じ青木湖でも青木荘キャンプ場は良さげな口コミでしたが。
いやー口コミって大事ですよね。
何度でも言いましょう、、信濃大町駅近くにある「こまつうどん店」は接客最低です(笑)


木崎湖、さようならー。


水の出ている場所があったので頭を洗いました。
気持ちい!
今回は炎天下の中を歩くことが分かっていたので、旅の直前になってモンベルで麦藁帽子を買いました。
これがなかなか夏の旅人っぽくて調子良いのです♪
まぁ、、それが、、明日、、お別れとなるのですが・・・・。


松本~安曇野の市街地ではあまり見ませんでしたが、この辺りから道標を見るようになりました。
千国街道(ちくにかいどう)とも言うみたいですね。


大糸線を横断します。
線路の奥に見えるのは先ほど通ってきた木崎湖です。

中綱湖、ゲストハウスカナメ


中綱湖の集落に到着しました。
なんとなく山中湖の雰囲気に似ています。
宿も多くあるみたいです。
今晩のお宿「ゲストハウスカナメ」もここにあります。
「あなた・・今・・標高825m地点」
なんか、「見たなぁ~」的なノリで現在の標高を教えてくれています。


ゲストハウスカナメは道沿いになく、探すのにちょっと苦労しました。
縁側より部屋の中が見え、そこにはテーブルを囲んで数名が座っていました。
そのうちの一人はスーパー高校生の「こうちゃん」と分かりました。
こうちゃんは高校生ながら夏季の間カナメの手伝いをしている学生さんです。
挨拶し、荷物を置かせてもらうとその足で中綱湖へと向かいました。

釣り


中綱湖に着きました。カナメからは徒歩5分。
予想以上に雰囲気の良い湖です。
釣り人だけではなく、写真を撮りに来ている人もいました。
カナメのオーナーであるタツミさんによると、この中綱湖を含めた、青木湖、木崎湖の仁科三湖は湧き水で出来ているため綺麗なんだとか。
中綱湖の周囲は2.2km。お散歩にも丁度良いですね。



早速、釣りを開始。
ここは遊漁料は不要です。ただし、冬のワカサギは有料のようです。
北側がインレット、南側がアウトレットになっていました。
まず水の動きがあるアウトレット部分から攻めました。
銀色のスピナーを投げます。
おお、子バスが追ってきている!
これはいけるかも、と思うも当たりはなく。
しかし、生体反応があったことにより釣り人テンションがあがります。

メガバスX55やエバーグリーンの小型シャッドなどを投げるもダメ。
ハードプラグに見切りをつけ、ワームを使います。
持ってきたのはゲーリーヤマモトの3.5インチカットテールワーム(レッド)と同じくゲーリーのサターンワーム(ウォーターメロン)。
しかし、カットテールのワッキーを投げるも食ってきません。
それならばと、ダウンショットに仕掛け変更。
針にサターンをチョイがけ。


釣れました!
小さいけどバス!!
しかしこれは馴染みあるラージマウスバスですね。
スモールマウスもいるという情報があったのですが、その姿は見れずじまい。
結局、この後はサターンで2匹、ラッキークラフトのNW04(会員限定ルアー)≒ビーフリーズ48で1匹の釣果でした。

カナメ食堂

この日は「カナメ食堂」というイベントが開催されており、要はカナメで美味しい料理を作ろう!というイベントみたいです。
僕はその間、釣りをしていたのでほぼ食べるだけみたいになってしまい、、すみません(^^;)


写真の腕が悪いです。
実物はもっと美味しそうで、実際美味しかったし、テリーヌとか普段その名も言わない聞かない料理が出ていました。
なにかの縁で今日カナメに集まった総勢10名ほどでテーブルを囲んで晩御飯。
タツミさんはその昔、(確か)大町役場で働いていた経験があり、塩の道の歴史に詳しく、色々と話を聞かせていただきました。
武田信玄と上杉謙信の話や、仁科家の話、姫川が暴れ川だという話、白池を巡る新潟県と長野県の争いなど。
気付けば夜の12時くらい。
そして明日は4時に起きて木崎湖に朝日を見に行くらしい(笑)
朝食も夜のうちに作りました。
メインは「おにぎらず」。
てっきりギャグかなんかでカナメオリジナルかと思っていましたが、世間一般的にそういった料理があるみたいですね。
おにぎりだけど握らないからおにぎらず、サンドイッチみたいに具を海苔とご飯で挟んで終わりの簡単料理。

さあ、寝ます・・。
気付けば近くで轟音。いびきです。犯人はゲストの一人ぶーちゃんでした。
耳栓を越えてやってくるその音色。
寝てるのか起きてるのか良く分からないまま塩の道トレイル旅2日目が終了~。

お金

宿代:5850円(カナメ4850円+カナメ食堂代1000円)
昼飯:800円(こまつうどん)
飲料:400円くらい(自販機)