讃岐山脈全山縦走①

讃岐山脈全山縦走

2022年12月29日~2023年1月1日の4日間で讃岐山脈(阿讃山脈)を全山縦走しました。

西海岸スタートの東海岸ゴールです。

自分は低山、里山が好きで、面白そうなロングトレイルはないかと地図を眺めていたところ、香川県と徳島県の県境がどうも綺麗にトレイルで歩けることが分かり、計画。

補給ポイントの少なさが難点。
無理せず、1日の終わりに一旦エスケープして、翌日、同じ場所まで戻るスタイルで計画しました。

宿泊施設

泊まったのは、
1日目、阿波池田駅のゲストハウス ヘソハウス
2日目、山人の里
3日目、白鳥温泉

各日、CT16時間、40km程度×4な感じで按分出来ました。

白鳥温泉以外は素泊り。
山人の里は小さな集落なので、近くにある逢坂商店が頼り。
そこが17時閉店だったので(電話で聞いたら18時と言っていたが、googlemapだと17時)、それに間に合うように。
間に合わないと2日目ご飯なし、3日目行動食なしなので。

想定外だったのは、思ったよりも積雪があったこと。年末に関西で大雪だったみたいですね。
あの状況だと、通常は防水シューズ、ゲイター、軽アイゼンあった方が良いと思います。

服装

上は、
半袖Tシャツに、ヒート加工のスリーブをベースに、パタゴニアキャプリーンサーマルウェイト。
あとはネックゲイターを着たり脱いだり。
時に半袖にくらい。

下は、
着圧のカーフスリーブ、ザムストのサイスリーブ(太腿部分だけの着圧)に、トリムテックのロングパンツ。
サイスリーブ、珍しい商品ですが、オススメです。

靴下は、
モンベルの和紙の五本指。
防水加工なしのシューズでしたが、スタッフバックを履いたこともあってか、足のトラブルは無しでした。

手袋は、
モンベルのメリノウールパームをベースに、ウィンドストッパーミトン。
指の出し入れをし易いように。

ザックは、
パーゴワークスのラッシュ20。
20Lに収めました。
BBPのミヤマ25持ってますが、容量そこまで変わらないです。
ラッシュ20、結構入りますね。

ストックは、
ブラックダイヤモンドのディスタンスカーボンZ。以前は品薄で手に入れるのに苦労。

ダウンは、
ユニクロのULダウンです。
里山ならこれで十分!

コース情報

※計測:EPSON WristableGPS MZ-500MS

ルート

箕浦駅→讃岐相生駅

距離

155km

累積標高

9530m

所要時間

32時間13分

・合計(エスケープ除く)

距離:133.3km
累積標高:8876m
平均勾配:6.2%
タイム:28時間25分

・1日目

箕浦駅→猪ノ鼻峠(エスケープ)→坪尻駅
距離:40.6km
累積標高:2464m
平均勾配:6.1%
タイム:8時間00分

・2日目

野呂内バス停→猪ノ鼻峠→寒風越(エスケープ)→山人の里
距離:41.7km
累積標高:2603m
平均勾配:6.2%
タイム:9時間00分

・3日目

山人の里→寒風越→中尾峠(エスケープ)→白鳥温泉
距離:38.9km
累積標高:2041m
平均勾配:5.2%
タイム:7時間38分

・4日目

白鳥温泉→中尾峠→讃岐相生駅
距離:33.4km
累積標高:2423m
平均勾配:7.3%
タイム:7時間34分

・エスケープ部分

距離:21.3km
タイム:3時間47分
累積標高:655m

補給ポイント

1日目:
・雲辺寺の自販機。

3日目:
・中山峠近くに自販機2か所(1つはガソリンスタンド)。
・竹屋敷から東へ6kmほど、長野という地名の場所に自販機あり(少しコース外れる)

2日目、4日目:
補給なしでした。

コース状況

・おおむね標高700m以上で積雪
・深くてもふくらはぎ中程まで
・特に深いのは大川山付近、竜王山付近(三頭越、寒風越、竜王山、大瀧山あたりまで)
・樫ノ休場→大川山より西約1.5km駐車場までは人が入っていなくてラッセル
・讃岐竜王山→鷹山公園 一部、踏み跡がアイスバーン化してる下り。

危険個所

・猪ノ鼻峠より東へ500mほど進んだ箇所、崩落していて積雪もあり危険。気の根っこを掴みながら進んだ。

急斜面

・相栗峠より北東300mほど、一気に150mほどを登る。ストックはしまい、ロープ使うのが良い。
・中尾峠南東1kmほど、北市場の手前、急斜面を登る。その後も、2か所ほど急斜面。さらに、落ち葉が多くとても滑る。
逆も然り、急な下りも2か所ほどあった記憶。
・最後、大坂展望台→大坂峠→海で2か所ほど、急な下り。

・スタート、ゴール共に海から出入りする箇所はシダ?が多くかき分けながら進む感じ。

不明瞭

・スタート後の45.6mピークまで登るルートが分かりづらい。
・寒風越→藤宇の集落へのエスケープルート
 ほとんど情報がなかったが、うっすら踏み跡あり。途中で国土地理院の実線から外れる。
・大坂峠展望台(大坂峠園地の方)からの下りに入る箇所が分からなくて、非常に難儀した。
答えは、ガードレールを越えた先に下があった。
茶色い錆びたガードレールを越えます。

通行禁止箇所

城ヶ丸~大滝山手前の510mほどが私有地のため通行禁止とのことです。
自分は案内板に気づかず通行してしましました(ロープなども張っていませんでした)。
大瀧寺設置の案内板には「歩道以外は立ち入らぬこと」とあり、参拝の為なら通れる旨にも受け取れます。
いずれにせよ、もし、自分のルートを参考にされる方は、南側にロードがあるので、そちらで迂回するのが良いかと思います。

参考
https://ameblo.jp/kenkenken305/entry-12715425505.html

1日目


2022年12月29日
7時過ぎ
箕浦駅をスタート!


しばらくは海岸線を走ります。


約2㎞くらい走って、トレイルヘッドに到着。
「道の駅とよはま」近くです。
ここで海にタッチしておく。


コンビニがあるので、最後の補給。


そしてトレイルへ・・
ここが早速、ものすごく分かりづらかった。
墓場の横をすり抜けて入っていくのが正解のようです。
ピンクテープありました。


最初のピーク。
標高45.6m
藪に隠れています


しばらく藪


所々にピンクテープありました。
おおむね、オンコースでしたが、信用しすぎないように。


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このガードレールの隙間から入ります。
めっちゃ分かりずらい笑


駅までの道は完全に不整地、トレイルです。
ほぼ下り。


坪尻駅手前にある廃墟。


坪尻駅が見えた!


時刻表


駅ノート


坪尻駅の外観

ここから電車に乗って阿波池田駅へ移動。
1日目は阿波池田駅にあるゲストハウスで宿泊。


晩飯
うまい!