2018 STC48 -会いに行ける山々-③

古里駅~日向沢ノ峰

ちょっと重たくなったザックを背負い、再スタート。
ロードで鳩ノ巣駅を目指す。
このロード区間は歩道がなく、ちょっと嫌な感じだった。

14時過ぎ、鳩ノ巣駅から再び入山。
川乗山へと向かうトレイルだ。
通常、この時間からこの方面のトレイルへ登る人はいない。
出会うのは鳩ノ巣駅へ下山してくるハイカーばかり。
ようやく一人の山の時間を味わえる、そう思うと楽しくなってきた。
その反面、やはりこれから暮れていく時間帯、山に対する恐怖心もあった。

20分くらい登って、舟井戸?だかの分岐点にある神社のところで人に会ったのを最後に、そこからは一人旅となった。
ここから日向沢ノ峰まで登りが続く。そして分岐点が多い。
どのルートが良いのだろう、楽なのだろうと地図をその都度確認しながら進んだ。


15時5分
日向沢ノ峰手前の壁みたいな急登は知っていたが、それ以前にも壁は現れた^^;
曲ヶ谷北峰のあたりだったか。
前回、こんなとこ登ったっけなーと思って地図を確認したら、やっぱり前回は登っていなかったぽい。
結果、曲ヶ谷北峰は東から巻くルートをたどって日向沢ノ峰へ向かうこととなった。




出た。日向沢ノ峰手前の急登だ。


日向沢ノ峰に到着。
時刻は16時ごろ、夕陽が沈みかけていた。

日向沢ノ峰~有間山

日向沢ノ峰からは有間峠を経て、いよいよ奥武蔵!
今となっては、奥武蔵は自分にとって一番馴染みのある山域。
なんだか家に帰る気分だった笑
身体もまだ元気!


16時21分
有間峠に到着。

この奥多摩から奥武蔵へ抜けるルートは何度か走っているが、毎度のことながら上らなくて良い「仁田山」を登っていた。
今回はその尾根に入る箇所を回避して、林道でさくっと有間峠へ。
この辺りはずっと電波が入らないので、他の選手の状況がわからずにいた。
有間峠から少し登ったところで、ライトの準備。


16時54分
そこから思わぬアップダウンを繰り返し、有間山に到着。奥武蔵山域に入った!
ここでライト装着。ブラックダイヤモンドのリボルト。

有間山~鳥首峠


ちょっと下って、進行方向左側が開けている尾根筋の区間。


尾根区間が終われば鳥首峠への激下り。
相変わらず足場が悪かった。


17時23分
鳥首峠
奥武蔵ということもあってか、有間峠から武甲山まではなんとなく近い気でいた。
けど、よくよく地図を確認してみると、まだまだということが分かってガックシした。
が、進むしかなかった。

鳥首峠~武甲山

鳥首峠から登り返し。疲れてきた。
その後、ウノタワに向かう下りでライトが光っているのが見えた。人がいる!
ウノタワに到着すると一人の男性ハイカー。こちらに気を向けるでもなく、ウノタワをウロウロしていた。
寝床を探していたのか。


そこから大持山へ登りが始まり。
この辺りからが肉体的にも精神的にも辛い区間だった。
ふと視界が開けたかと思うと、街明かりが目に入った。
そして赤い満月!
大持山と妻坂峠の分岐手前には急登があるのを知っていたので、それは大丈夫だったが、その前にも「こんな登りあったけか・・」ってのがあってダレた。


18時6分
分岐点到着。
ここで鯖寿司を食べた。旨い。

さ、気合を入れなおして・・・大持山へと向かった。
この辺から、昨年のタイムを気にしていた。
確か武甲山に19時。
進むにつれ、それが不可能なタイムであることが分かってきて、悲しくなってきた。
古里駅から結構いいペースで来たと思っていたけど、、去年の方が早い!?
はー、、成長していないなーー・・みたいな感じ。

大持山到着。
そこから小持山がとても長く感じた。
登っても登ってもたどり着かない、ここか!と思ったところは何でもない偽ピーク・・
悪態ゾーンに突入である。
終わらない登り下り、去年のタイムから遠ざかる現状・・

なんとか小持山に到着。小持山が大嫌いになっていた笑
小持山からシラジクボに下ったら、いよいよラストの武甲山登りである。
しかし、シラジクボ、いちいち下らなくて良いのに・・^^;
シラジクボまで下りきる。標高1080mほど。
目指す武甲山は標高1300mほど。あと200mくらい登れば終わり!

で、ここの登りは意外と早く終わる記憶があった。
コースタイムでは50分とあるが。
やはり、思った通り、登りは長く続かず、トイレが見えてきた。
時刻は19時。なんだ、そんなに悪くないタイムじゃないか。
ちなみに後で調べたら前回の武甲山到着は19時20分ごろだったので、やはり今回の方が良いペースだった。

トイレから展望台に向かう途中で光る眼が4つほど。
鹿だ。鹿と判断がつくまでは結構怖い。


そうして19時2分、最後のチェックポイントである武甲山に到着!


武甲山からの夜景は見事であった。
大持山手前から見えた夜景も綺麗だったけど、全然違った。
今回もこうして無事に海からここまでやってこれた・・・・
もっと長く夜景を眺めていたい気持ちもあったけど、寒いし、宿のチェックインの時間もある。
5分ほどで切り上げて、浦山口駅へと下るルートに進んだ。


満月も見事!
携帯カメラでは残念な絵・・。