伊勢神宮・熊野三山ぶらり旅②(新宮~熊野本宮)

コース情報(中辺路)

※計測:EPSON WristableGPS SF-710S

ルート

1日目:熊野那智大社→三輪崎駅→大門坂→熊野那智大社→大雲取越→小口→小雲取越→請川→熊野本宮大社→大日越→湯の峰温泉
2日目:湯の峰温泉→赤木越→三越峠→湯川王子→草鞋峠→箸折峠→十丈王子→高原→滝尻王子→鮎川→三栖王子→高山寺→紀伊田辺駅

距離

1日目:57km
2日目:62km
合計:119km

累積標高

1日目:2800m
2日目:3100m
合計:5900m(ヤマレコ取り込みでは6600mとなった)

所要時間

1日目:9時間30分
2日目:10時間30分

中辺路へ

2017年12月31日
今日は大みそかである。
ステーションホテル新宮を朝の7時半ごろ出発。
ホテルは可もなく不可もなくといったところだった。

熊野速玉大社(新宮)~大門坂


ホテルからまず熊野速玉大社へ。


今日のシューズはローンピーク3.0。


道標あり


この日は午前中はずっと雨。
しかも写真のように歩道のない区間があり、車のそばを怯えながら走る区間も・・・。
なにが車社会だ!と心の中で叫びながら進んだ(笑)


大門坂に到着。
はやく俺にトレイルを・・・。
ここまで20km以上ロードを走らされて、トレイルを欲していた(笑)


熊野那智大社


熊野那智大社に到着!


奥のほうには那智の滝も見えた。


ここから小口までトレイルとなる。


待ちに待ったトレイルへ・・。


人もいない、車もいない、そして午後になり雨も止んできた。
素晴らしい!ここには居場所がある。



熊野古道らしい石段の道。
雰囲気はいいが、これが下りとなると膝にこたえる(笑)


川沿いの道
魚の気配がしたので、覗いてみるとやはりいた!
ヤマメか?
釣り道具があれば・・・と後悔。

地蔵茶屋跡


地蔵茶屋跡
自販機は販売中だった。
コーンスープを購入。


その場で飲んでいると、目の前に現れた野良犬。
痩せていて雨もあってか毛並みがくしゃくしゃ・・。
この時、なぜか餌をあげてはいけないって気持ちがあった。
おそらく、鹿とか、公園の鳩とか、そういったものに餌付けしてはいけないって考えがあったからだと思う。
茶屋を出発して再び登山道に入るまで、しっぽを振りながら笑顔でこちらについてきた。
入口で犬は止まり、茶屋の方へ戻っていった。
ああ、やはりご飯あげれば良かったか。
こんな大みそかに一人おなかを空かせて、山奥で寒いだろうに・・とか思うと泣けてきた。


茶屋の先から石倉峠まで土砂崩れで通行止めとなっていた。
うーん、どんなもんかと確認すべく進んでみた。


なるほど、土砂崩れというか、倒木が凄かった。



越前峠の先、水場あり。

小口


越前峠から先、下って小口という集落に到着する。


写真のように民家をすり抜ける場面も。
小辺路もこのようなところがあった。

小雲取越~請川~熊野本宮大社


小口から登って小雲取越。
熊野那智大社から熊野本宮大社までの道のりでは大きく、大雲取越と小雲取越の2パートに分かれる。
大雲取越は800m近くまで登って降りるが、小雲取越では400mを越えるくらい。


小雲取越から下ると請川というところに到着する。
もう熊野本宮大社までは残り3kmといったところ。
今晩はゲストハウスに宿泊するので、このあたりの商店で買い出しをすることに。


請川から少し進むと「大峯奥駈道」の文字が目に入る。
これは奈良県の吉野から熊野本宮大社まで続く修行の道である。
そして2016年の年末に挑戦し、積雪と寒さにより途中断念した道でもある。
「あの時、走破出来ていれば、この橋を渡ってきてたのかー」と複雑な気持ちになる。


そして16時42分、熊野本宮大社に到着。
速玉大社を出たのは8時ごろなので、所要時間は9時間弱となった。


「叶」
2018年の熊野本宮大社の文字だろうか。
しかし、創建2050年とは驚き。


大日越~ゲストハウス「ジェイホッパーズ」


さて、本宮大社にも参ったし、この後は宿に向かうだけ。
宿のある場所は「湯の峰温泉」という場所。
そこまでは大日越というトレイルをいくことになる。
あたりはすっかり暮れていた。


ジェイホッパーズに到着。
道からちょっと外れた場所にあったので、入り口が少々分かりづらかった。


晩飯は持ち込んだ弁当とか、笹寿司とか。
あと、白ご飯はサービスということだったので、レトルトカレーを購入して食べた。
このゲストハウスでは山小屋みたく、食料も多く扱っていて、買い出しする必要はなかった。
猪肉なんかも売っていた。


寝室は相部屋&2段ベッドだけども、半個室みたいなしっかりした作りになっていた。
1部屋に8人くらいかな?
なんというか、こういうとき、自分はヒキが弱いのか、下の住人のイビキがひどかった。
他にイビキかいている人はいなかったのに、自分の下だけ!

この宿は天然温泉に入れる。
これがかなり良かった。
24時間入れるとのことで、結局3回入った。

21時ごろから年越しそばのサービスがあった。
そうか大みそか。
カウントダウンとか特にすることもなく、22時くらいに寝た。
さよなら2017年!また会う日まで!