分水嶺トレイル試走(甲武信ヶ岳~金峰山~瑞牆山~平沢峠)②
コース情報(2日目)
※計測:EPSON WristableGPS SF-710S
2日目ルート
金峰山小屋→大日岩→大日小屋→富士見平小屋→瑞牆山→不動滝→松平林道→フシノソリ→信州峠→横尾山→豆腐岩→飯盛山→平沢峠→八ヶ岳グレイスホテル
距離
約28km
累積標高
約2140m
コースタイム
約15時間50分(※バリエーションルートの想定箇所含む)
所要時間
8時間40分(5時56分~14時44分)
※平沢峠までは約8時間
コースタイム比
54.7%
補給ポイント
金峰山小屋、富士見平小屋、不動滝
2日目 朝
2017年7月2日
試走2日目。
朝は4時40分ごろに起床。
周りはまだ誰も起きていません。
今日も天気悪そうだし、皆ゆっくりなのかな?
小屋の中にいても外で雨が降っているのが分かります。
朝5時30分、朝食の時間となりました。
おかゆご飯は中に恐らくは小エビと生姜が入っていて、それだけでも美味しく優しい味。
あとは梅干、昆布、奈良漬、オレンジ。
おかゆをおかわり。
金峰山小屋→大日岩
トイレにも行って、荷物の準備をして、出発OK!
とはいえ、外はガスで風と雨降っているし、そんな中、一人飛び出すのはなんとなく気が引けます。
が、まあ、行くしかありません。
6時前、出発。
金峰山小屋の皆様、お世話になりました!
6時3分
小屋から程なくして、金峰山頂からの合流地点に到着。
ここから大日岩まで下り。
この下りも金峰山から続く岩でゴロゴロした感じで、殆ど走れない路面。
6時37分
なんだ、話し声がするな?
と思ったら、大日岩に到着。
そこには大学生くらいのグループの姿が。
昨晩、金峰山小屋で出会ったおじさんが、「富士見平小屋に大学生グループが大勢テント泊していたよ」って言っていたのを思い出す。
いいなー、俺も大学の時から山やっていれば。
まあ、硬式庭球部も楽しかったんですがね!
大日岩→大日小屋
6時40分
6時46分
相変わらず岩岩しいコース。
写真は下ったところから撮影したもの。
まあ、全然危険箇所ってわけではないんですけどね。
6時50分
コースから外れて下ったところに小屋を発見。
どうやら大日小屋。
第一印象は「やばい、出そう・・」(笑)
当初はここも宿泊候補でしたが、やめておいて良かったかも(^^;)
大日小屋は無人小屋です。近くに水場とトイレもあります。
トイレを利用するが、トイレというか、「トイレと決めた場所」って感じのトイレでした。
富士見平小屋
7時12分
富士見平小屋に到着。
ここも宿泊候補地でした。
で、やっぱり気になるのは小屋の口コミとか。
調べていたら、ここは30年ほど前に事件のあった場所だとか。
まあ、今はそれから再建されているので、小屋からしたら未だにそういったイメージを持たれるのは心外かもしれませんが。
けど、やっぱり気になる(^^;)
水を補給したかったので、小屋の中へ入る。
こんにちはーと挨拶すると、出てきたのは若い女性のスタッフさん。
どうやら水は下って2分のところで出ているからご自由にどうぞ、とのこと。
テントサイトにはまだ多くのテントが張られていました。
ちょっと下って、水場に到着。
(2分以上かかったぞ!!笑)
ここで、ペットボトルに水を補給して、アルファ米にも水を仕込む。
次の瑞牆山に向かう為、水場から戻る。
水場からもなんか色々ルートがあったけど、たぶん瑞牆山に向かうには小屋~水場はピストンしなければいけないと思います。
道標に従い、瑞牆山方面へ。
ちょっと登ったところで、小屋のほうを振り返り、なんとなく合掌。
富士見平小屋→瑞牆山
7時36分
富士見平小屋からしばらくして、岩に挟まれた谷みたいなところを登る。
登り始めにあった大きな岩、これが桃太郎岩か?
この区間はハイカーさんが多かった。
昨晩、富士見平に宿泊していた人たちか。
そして上から熊鈴がハイカーではないスピードで近づいてくる。
見ると、昨日塩山~西沢渓谷間のバスに同乗していた方。
向こうも気付いたらしく「ああ、昨日のバスで!」となり、話を聞くと、同じく分水嶺参加者とのこと。
ただし、この方はBコース(青梅スタートの距離が長い方)参加。
頑張りましょう!と挨拶して別れる。
それにしてもなぜ逆方向から来たのだろう?
8時10分
取り付きに若干迷うも、瑞牆山に到着。
手前は鎖場でした。
奥には富士山が見えます。
まさに岩の切り立った上にいる感じ。
ちょっと怖いけど、あの先まで行ってみようか。
ちなみに、ここから落ちたら一発KOな場所です。
おおー素晴らしい!
写真ではうまく伝わらないかもしれませんが、高度感、岩、風、大地を感じる場所です。
感動していると一瞬で分かる「その臭い」
タバコです。
気持ちがいっぺんに萎える。
せめて風下で吸ってくれ・・!
ちなみに瑞牆山はコースから少し寄り道してピストンする形になります。
瑞牆山→不動滝
瑞牆山から先、不動滝を目指して下ります。
昨晩、金峰山小屋のスタッフより瑞牆からの下りは岩だから注意と言われていました。
確かに岩が多い。
まあ、ここに限らず、金峰山からずっと岩が多いです。
8時51分
下りきると、沢沿いを進む道となる。
そのまま進んだところにあるのが不動滝。
不動滝は地図に水場マークがないため、念のために浄水器を通す。
浄水器は「ソーヤミニ」です。
家で試しに水道水を浄水してみたらカルキ臭がなくなったので、ある程度信頼しています(笑)
ちなみにここが最後の補給ポイント。
ゴールの獅子岩までは長いので(この時でも5時間程かかった・・)、ここでしっかり補給することをオススメします。
不動滝→松平林道
不動滝から少し進んだところでおじさんハイカー2人組の姿。
コースから外れて、北側の小さな谷を登ろうとしている。
(沢登りか?)
そう思うも、見た感じが沢登りの装備ではない。
しかも、日帰りな感じの容量のザック。
これはロストしている可能性があるなと思い、「すみませーん、どちらに行きますか?」と声をかける。
そしたら案の定、「不動滝です」と返答。
そっちではなく、こちらですと、自分が来た道を示す。
良かった、人の役に立てて。(とまあ、この人助けが大きく巡り巡って、12時間くらい先に自分に返ってくることになった、と思いたい)
その先で林道っぽくなる。
で、この辺りから一般登山道と分水嶺トレイル専用のコースの分かれ道。
結局、どこが正解の分かれ道か分からなかったけれども、自分はここから入りました。
入り口はしっかり踏み跡があるけど、すぐに踏み跡がなくなる。
が、大会から案内されたルートはこのあたりを通っているはず。
踏み後のないようなところをトラバースする形で進む。
そうするとピンク色のテープを発見。
ここを北に向かって急斜面を下る。
こんな感じの岩を右手に見ながら下る。
下りきると沢に出る。
どうやらここが不動沢らしい(印があった)。
さて、この沢をどこかにある丸太を使って渡ることになる。
見つけたのは丸太、とうか一見は倒木。
ただ、細いロープが張ってる、ってことはこれか・・・・。
注意しながら進む。
これを大会で通すってあたり、分水嶺トレイルの「ノリ」みたいなものが見えてきた気がします(^^;)
渡った先にはしっかりした踏み後のある道。
これを沢沿いに西へと進む。
で、もう一回沢を越えるポイントへ。
写真の堤防?みたいなところ、一瞬、これか!?って思うも、これは流石にないなと思い、近くの適当なところから沢に降りて越える。
沢を越えてしばらく進むと車が見える。
松平林道に出ました。
出てすぐに折り返す形でトレイルを登る。バリルートです。
目印は写真右側にある大きな石。
ここから入ります。