皇海山ぶらり旅②
庚申山~鋸山(皇海山クラシックルート)
庚申山から鋸山へと続く「皇海山クラシックルート」と呼ばれるルート。
どうも岩場と梯子と急登、激下りの永遠連続で、一度通ったら、もう二度目はいいやって気持ちになるらしい笑
とはいえ、地図上では庚申山から鋸山は2km。
道は悪くとも、一歩一歩慎重に進めば踏破は可能だろう、そう思って(ビビりながら)進みました。
が、案の定、道は優しく。
とは言っても確かにアップダウンはありましたが、
「こんなアップダウンなら、奥武蔵の方が^^」とか思いながら順調に1.5kmくらい進みました。
ところがどっこい、薬師岳を過ぎたあたりから事態は急変。
え、どういうことなんですか。
そこには、到底道とは思えない崖に鎖が垂れ下がっていました。
他に道らしき道は見当たりません。
やはりこれが正規ルートのようです。
いよいよ皇海山クラシックルート、核心部に突入です。
もはや踏み後とか関係なく、鎖とはしごを見つけてはそちらへ這って進む感じ笑
なんとも頼りない階段。
一歩一歩慎重に進みました。
幸い時間帯が遅かった為か、人が全くおらず、渋滞とかはなかったです。
そして、着いたー!
鋸山です。
核心部を踏破しました。
確かにもう戻りたくない笑
帰りは六林班峠経由のルートを使うことを決意。
ここまで来たらもう皇海山を踏んでおきたい。
続行です。
鋸山~皇海山
クラシックルートを過ぎればあとは体力勝負って思っていました。
が、鋸山から皇海山に向かう最初の200~300mくらいがまたテクニカル。
ロープを多用して下ります。
鋸山の形状的なものなんですかね。
鋸山から皇海山に向かう途中では、3組ほどハイカーさんとすれ違いました。
その中の一人からは「日帰りですか?良かったらこれどうぞ!」と飴ちゃんを頂きました。
その方、登山のザックも持っていなくて、ショルダーバックを背負っており、なんとも不思議な感じの方でした。
山小屋の方でもないといいますし。
そして、皆、顔に生気がない笑
疲れ果ててましたねアレは、自分もか
で、鋸山1999mから1880mくらいの鞍部まで下って、そこから一気に2144mまで登ります。
昔はこの鞍部まで楽にアクセス出来ていました(町から車で林道1時間くらいで皇海橋。皇海橋から登る)。
今はアクセスが悪くなったので、皇海山の価値が上がった?ってところですかね。
よし、皇海山、王手!
そしてついに、皇海山に到着です。
時刻は15時21分
銅親水公園から4時間50分くらいですね。
お腹すきました。。
お昼ご飯はベビーフード笑
豚汁弁当です。
炊き込みご飯と豚汁がセットで210g、300円です。
対象が1歳2か月とかなので、あまり噛まなくても食べられて、胃にも優しい感じがしました^^
ありですね!
容器が嵩張ることがデメリットくらい
皇海山の展望・・・はあまりよくありません^^;
さて、あまりゆっくりもしてられないので、ご飯を食べたらサクッと来た道を戻ります。
皇海山~鋸山~六林班峠~庚申山荘
鋸山まで戻りました!
ここからは来た道とは違う、六林班峠(ろくりんぱんとうげ)経由でゴールを目指します
ちょっと笹が深かったり、登りもあったりで、息が切れ、なかなか進まない。
この頃から、終電危ないんじゃないか疑惑が出てきました。
六林班峠からはトラバースなクネクネ道がひたすら続きます。
高低差はあまりないので、道が良い部分は駆け足で進めました。
笹を大分狩って整備していただいているようですね。有難い。
結構、良いペースできたな、ちょっと現在地でも確認するか、ドヤ!
ってジオグラフィカで確認すると、庚申山荘までまだ1/4も来ていなくて愕然とする。
これは終わらないぞ。。
が、もうとにかく進むしかないので、無心になって進みました。
その中で、皇海山に向かう時にすれ違ったハイカーさん2組ほどを追い越す。
そしてこのルート、渡渉が5、6回あります。
危険個所ありました。
完全に崩落してますね。
ロープも頼りなく、慎重に進む。
ようやく庚申山荘に到着。
後から知ったのですが、ここは避難小屋なので、水とかの販売はないみたいですね。
まあ、最初から当てにはしていなかったので、補給できなくとも問題はないのですが、あったら欲しいな程度で立ち寄る。
管理人と思しき方に、水の販売はありますか?と聞くと「ない!!」とめちゃ強い口調で言われる笑
けど、「ないけど、汲んでくることは出来る、胃は強いほう?」
と聞かれ、言われるがままに「多分強いほうです・・」
というと、どこからか水を汲んできたのか、ペットボトルに水をいれていただきました。ありがとうございます!
が、そういえば、つい昨日に、胃が痛くて病院行ったら、急性胃腸炎って診断されたことを忘れていた。
だめかもしれない笑
ってことで緊急水として持参することに。
山荘からは一の鳥居まで参道となり、石畳の道が続きました。
そして、いよいよトレイルが終わり、林道に。
思ったよりも早くに林道になったので、ここからスピードアップ、終電間に合う可能性が高くなってきました。
いよいよ林道も終わり、道はロードに。
そして18時45分
国民宿舎かじか荘に到着。
残り6km。1時間弱。もう大丈夫でしょう。
中の自販機で補給。
道はほぼ下り。
登りもなく、楽な道でした^^
19時35分
無事、向原駅に到着!
終電間に合った!
駅舎
趣がありますね。
古き日の越生駅を思い出します(ToT)
旅の思い出ノートありました
書いておきました笑
電車来るのか不安でしたが、無事に電車来ました。
これで帰れる!
ちなみに、国民宿舎あたりで桐生市のビジネスホテルを予約済。
あと、このルート、全般を通して電波は全く入りませんでした。
鋸山~皇海山の鞍部では入るみたいですが。
国民宿舎の近くでようやく入ったくらい。
わたらせ渓谷鐡道は貸し切り^^
これにて、皇海山クラシックルートチャレンジは終わりです^^
あとは、山とは関係ない日記です。
翌日、足利市へ
おはようございます。
昨晩は疲れすぎて、晩飯も食べずにそのまま桐生市のビジネスホテルで就寝。
とりあえず、足利市を目指し電車に乗りました。
「ワッシー」かわいいですね!
ちなみに、以前、「わたらせ渓谷サイクリングとトロッコ旅」ってのをやった時にトロッコ乗りました。懐かしい。
足利駅に到着
足利市駅からだと自宅にアクセス良いので、そこまで散歩がてらブラブラ歩くことにします。
駅のすぐそばにある水飲み場。
皇海山からきてるのかな?
歩きます
足利シュウマイなるものが、食べ歩き用に売られていました。
2個で100円。
肉なしで、玉ねぎと片栗粉(だったか?)だけで作られているもの。
ソースをかけていただきます。
ヘルシーでうまい!
足利市立美術館
旅先の美術館を訪れるの好きなんですよね^^
入り口にいた、三角座りでへこんでる?人。
この日は「香月泰男 展」が開催されていました。
自分は美術の知識は全くないので、行き当たりばったり。
風景画が好きなくらい。
どうもこの香月さんは美術教師となった数年後、太平洋戦争の召集令状により、シベリアに渡り、そこで抑留生活を余儀なくされたようです。
そこから約4年を経て、無事帰国。
留置生活中に感じた死にゆく仲間たちへの想い、故郷を想う気持ちなどが絵に強く現れていました。
その中でも自分が強くこれは、って思ったのは、「青の太陽」って作品。
なんでも匍匐(ほふく)前進の演習中に蟻の巣を見つけたタイミングで、
「蟻の巣の中から空を見上げたらどんな感じだろう」がきっかけとなったとか。
斬新すぎますよね。
この方の境遇だからこそ出てきた発想。
そこには暗い巣の中から青い空と、輝く星々が見える絵が描かれておりました(なぜ太陽ではなく、星なんだろう)。
てなかんじで、やっぱり面白かった美術館^^
渡良瀬川に出ます。
youtubeで森高千里の渡良瀬橋を流す笑
この渡良瀬川の水源が、昨日登った皇海山なんですよね~^^
渡良瀬橋の近くにあった焼き鳥店「よね吉」
ここが大当たりでした^^
Bランチセット1300円。
親子丼と塩ラーメンとサラダと漬物のセット。
めちゃ旨かった~
さて、渡良瀬橋を渡って、足利市駅を目指します。
利根川まで35.7km、海まで167.7km。
これは家to皇海山も出来なくはないな、と思ったり
足利市駅に到着!
これにて、皇海山ぶらり旅終わり。
今週の雑談タイム
今週も始まりました!
雑談タイムのコーナーです。
足尾山地
足利市から北側には「足尾山地」なる山地が日光辺りまで連なっているようです。以前訪れた「織姫トレイル」もその入り口の一つ。
これは日光to足利とかできそうかも。
距離はざっくり70kmくらい、標高は高くても1500mくらいなので、めちゃ頑張れば1DAYもいけそう。
ただ、ざっと調べた感じ、結構ロードが多くなりそうでした。
日光とまではいかなくとも、織姫トレイル(織姫神社から北へ続く低山トレイル)を起点に近々、足利トレイル開拓に来たいなと思った次第。
足利市は都内から2時間程度で意外と近いですし(この感覚は異常?笑)。
膝とか
膝はまだまだ完治とは行きませんが、徐々に思うような旅が出来てきて嬉しいです。
今月、5月は彩の国レースがあったこともあり、集計してみたら久々に月間累積標高が20000mを超えてました。
レースの他は対馬トレイルや彩の国試走、この皇海山とかですね。
意識はしてなく、行きたい山に行った結果。
流石にやりすぎた感、、。痛みはそんなに出ていないので大丈夫だとは思いますが。
後は、彩の国レースで左の足首を捻挫してしまったようです。
これはグキってやったわけではなく、どうやら手術した左膝をかばった分が足首に来てしまったみたいです。
後は、左足だけ偏平足気味なので、それも影響してそう。
それがまだ痛みとれないので、ちょっと心配。
ちょっと抑えようと思います。。
MCTオイル
取り入れてみようと思います!
中鎖脂肪酸100%の油ですね。
目的はウルトラトレイル終盤でもパワーを持続させること。
そのために糖質からではなく、脂肪からもパワーを作りやすい身体にすること。
何もレースのためだけではなく、長時間の縦走のためでもあります。
まずは朝食、これまではパン系でしたが、「コーヒー+MCTオイル」で1か月くらい試してみたいと思います。
続くかな^^;