山猫軒へ
山猫軒へ
みなさんは「山猫軒」をご存じだろうか。
ここでピンときた方は、なかなかのムサラー(奥武蔵に通う人。今勝手に名付けた。)かもしれない。
奥武蔵グリーンラインの飯盛峠から関八州見晴台に向かって走っていると、途中の分岐点にひっそりと、けどしっかりと立てられた看板が目に入る。
「ギャラリィ&カフェ 山猫軒 この先7km」
ギャラリーではなくギャラリィだ。
この可愛らしい猫ちゃんの形をした看板にインパクトのある名前のカフェ。
「どんなお店なんだろう」とずっと気になっていたが、結局、普段走るルートからは逸れてしまうのでスルーしていた。
が、今回は山猫軒を目標に走ってみることにした。
コース情報
※計測:EPSON WristableGPS MZ-500MS
ルート
腰越公園(小川町)→笠山→堂平山→白石峠→大野峠→刈場坂峠→飯盛峠→関八州見晴台→四寸道→山猫軒→桂木観音→ゆうパークおごせ
距離
34kmくらい
累積標高
2100mくらい
所要時間
5時間40分くらい(山猫軒滞在時間除く)
補給ポイント
堂平キャンプ場、白石峠(移動茶屋)、刈場坂峠(移動茶屋)、山猫軒、桂木観音(自販機)
スタート
2019年10月5日
さて、本日の目的は山猫軒だけにあらず。
3つある。
(1)UTKKコース調査
(2)山猫軒
(3)新しくなったゆうパークおごせ
だ。
UTKKとは自分が主宰する草レースのこと。今回は小川町起点でやるのです。
てなわけで、スタートは小川町駅からバスに乗って7分の腰越公園(北根バス停で下車)。
腰越公園~笠山
9時30分ごろ腰越公園をゆるりとスタート。
途中までUTKKカメさんコースを走ります。
程なくしてパトリアおがわ。
左手に見えるのが槻川。
切通しバス停。
ここでウサギさんは右手へ、カメさんは左手へ。
今日は左手へ進む。
彼岸花が沢山。
そういやー、小川町駅から乗ったバスが珍しく混んでいた。
なんか、多分だけと彼岸花をバックにコスプレ?して撮影するような人たち。
この槻川、よく見るとお魚さんが沢山なんですよねー
スモールマウスバスも釣れるとか。
って見てたら確かにスモールっぽい魚が2匹見えた。
んんんん・・いつか釣りに来たいぞこれは。
なんて言っていたらトレイルヘッドに到着。
スタートからロードは3.8km程度でした。
ここから笠山を目指します。
一回ロードに出る。
トレニックワールドin彩の国の第3回目のコースだとこれをさらにまっすぐ進んでトレイルに入るのですが、UTKKカメは左折してロードを走ります。
まっすぐのトレイルはちょっと分かりにくいところもあり、カメ参加者のことを考えるとロスト回避でね。
途中、気になる案内板を発見。
天王様
暇な方、調査してきてください笑
笠山神社鳥居手前のトイレ。の横にある延命寺。
ちいさーい寺。
祭られているのは、男性の大事な部分。それも1本だけではなく、よく見たら何本も。もちろん模型ですが。
安産祈願とかみたいですね。
笠山。
今日は笠山神社まで一歩も歩かずに頑張って走ってみました。
むかーし、チー100のYさんが淡々と走っていて、まじかと思った。
けど最後の最後の階段でさすがにきつかったらしく、歩いてしまってクソーって言っていた。
レースじゃないから潰れてもいいし、こういうの面白いすよね。
ホント登りは面白い(※序盤に限る)。下りは嫌い。
笠山~山猫軒
さて、笠山からの下り。
40mほど下ると、よく見ると分岐になっている。
特に気にしていなければ左手に進んでしまうけど、カメコースは右のトレイルへ。
左は堂平山へ、右は白石車庫のほうへ。
まあ、結局、どちらもその先の林道を横断する形になるから繋がっているんですけどね。
ここが林道。
目の前のガードレール切れ目から進むと白石車庫。
今日のUTKKコース調査はここで終わり。
さっきの分岐点を確認しておきたかったのでね。
てなわけで、ここから次なる目標、山猫軒を目指します。
堂平キャンプ場への登り返しを登り切ったところ。
パラグライダーだ。
キャンプ場では自販機で補給。
堂平山の隣にある天文台?1階はランチ営業していた。10時から14時までだったかな。
これまで気にしたことなかったけど、カレーセットが500円とか格安!
しまった、ここで補給すればよかったと後悔。すでに自販機でコーンスープを飲んでしまっていた。
次、機会あったら入ってみよう。
あまりにも天気が良いので、ベンチで5分ほど昼寝。
グガーーーーーーーーーーーーー
堂平山から下ったところ。
ちなみにここはウサギコース。
左のロードを走れば早いところを、あえて右のトレイルを走ります。
まあ、彩の国コースですね。
その先にあるのはNTT無線中継所みたいです。
ここも分かりにくいポイント。
そのまま林道ぽい道を進んでしまいそうなところを、右のトレイルへ進む。
入り口、ほとんど見えないんですよねー。
白石峠、移動茶屋が出てました。
あと、自転車乗りが沢山。
なんか自分はバイクジャージの自転車乗りってなんか苦手なんですよね。
なんというかレース志向、スピード志向が強そうな感じがするから?
白石峠からの階段。
ここはなかなかキツイポイント。
まー1分、2分程度なんでね。
刈場坂峠
この日は珍しく人が少なかった。
なので珍しく寄っていくことにした。
コーラ200円。
コップに1杯。なかなか良い商売だなと思う。
確か、白石峠の移動茶屋はペットボトルのまま販売だったかな?
そして・・
でた!
山猫軒の看板。
が、この案内板の示す道はロード。
せっかくなのでトレイルと楽しみつつ、山猫軒を目指すこととした。
関八州見晴台。
ここから四寸道を進む。
そして・・・
でた!
越生駒ケ岳
越生が誇る駒ケ岳である。
この立派な名前とのギャップがジワリとくる。
3690mちゃいますよ、369mですよ!
しっかし、ほんと奥武蔵、これだけ標高は低いのにアップダウンが細かくて累積標高だけはその名に負けてないかも。
四寸道を終えて、ロードにて山猫軒を目指す。
すると、「山猫軒 800m先」の看板。
いつも7km先の看板しか見ていなかった気がするので、800m先がとても新鮮に覚えた。
「ついに、ついにこの先に山猫軒が、、!」
そう思うと、心拍数が幾分か上がった。気がする。
地図によると山猫軒はロード沿いにあるので、それまでの道も勝手に平坦な道だとばかり思いこんでいた。
が、違った。
目の前に見えるのは登り。しかも上が見えない。
グっ・・・・。
この思いもしない想定外の登りには気持ちが折れそうになる。登りが好きなくせにね。
残り800mで80mくらいは登らされました笑
いやー一筋縄ではいきませんな山猫軒!
てか、いよいよこんなところにお店なんてありそうにもない雰囲気になってきた。
あれ、道間違えたか??と思って地図を確認すると間違っていない。
ホントそんな不安になるくらい森の中の道だった。
そして・・・
出た!
これが、、、夢にまで見た山猫軒っ・・・・!!!!
てか、結構、車なんかも停まっていて賑わっているようです。
入り口。
ドキドキ
やっぱ入るのやめようかな・・。
こんな走っている格好だし、、
が、ここまで来たんだから、と勇気を振り絞って入ることにしました。
お、テラス席がある。ここがいいなーなんて思っていると、喫煙しているおっさんがいた。しかも人相が悪い。
アウツ。
だめだ、テラス席はやめよう。てか、喫煙OKなのか。ちょっと残念。
中は禁煙っぽかったですけどね。
入り口のドア。
ここから土足厳禁。スリッパに履き替える。
ちなみに写ってないけど、ドアの下部には猫用の扉もあった。
カランコロン・・・
中に入ると他の客からの視線が突き刺さる。
えーい、気にするな。
お好きな席をと言われたので、適当な席に座る。
とりあえず、ちょっとお腹もすいていたので、古代米のカレー1200円とホットコーシー450円を注文。
ちなみにカレーはドリンクの注文をお願いします、とのことだった。
提供時間まで館内を散策することにした。
「館内」という言葉が似あうくらいな雰囲気。
2階もあった。
壁画が多くあり、猫の絵もあった。
フムフムと一通り見回って席に戻るとカレーが出来ていた。
机に本が数冊重ねられていた。
「山猫軒物語」だったか、山猫軒のこれまで的な本があった。
「本になっているのか!」
食後のコーヒーをたしなみつつ、山猫軒のこと本より垣間見る。
ちなみにホットコーシーはおかわり100円です。
1時間くらいのんびりしていたか。
会計。
なんと、こんなところでもpaypayが使えるとな。
では、、、とおもってpaypayを開くも電波が圏外で使えない。
なんてこった。
で、現金で会計を済ませて店を後にする。
(ちなみにこの日はpaypayで障害が発生していたので、そのせいだったのかも)
いやーなかなか不思議な空気の流れる空間でした。
機会あればまた行きたいですね!
ゆうパークおごせ
山猫軒からは桂木観音を目指す。
新しくなったゆうパークおごせを調査しに行くために。
ネコがいた。ニャーーーーン。
こいつも山猫か!
桂木観音
ゆうパークおごせ。
日帰り湯880円に値上がりしていた(><)
この日、なんかイベントやってるらしく、越生駅までのバスの本数が多かった。
なんで時間を気にせずレストランで食事。
サバ定食、880円。
豚しょうが定食にすればよかったと後悔。
川越ぶらり
なんとなく自宅まで変えるのが面倒くさくなってきた。
で、携帯を開いて、Bookingで今晩のお宿を調べる。
すると出てきたのは川越のゲストハウス。
3700円。安い。
「こんなとこにゲストハウスあったんだ」
と思いつつ、泊まるか泊まらないか悩む。
そうこうしているうちに川越市駅まで来てしまった。
「とりあえず歩きながら悩もう」
そうして川越市駅からトボトボ歩いているうちに、ヨシ、となって予約確定。
到着。
ゲストハウスちゃぶだい。
聞くと今年の1月に開業したばかり。
Bookingには3日前から掲載だとか。どおりでこれまで見なかったわけだ。
寝室。
ゲストハウスだから相部屋なんだけど、この半個室的な作りがポイント高い。
この辺はゲストハウスによってマチマチ。
完全にフツーのオープンな2段ベッドのところもある。
晩飯
え?さっきも食ってただろう?って?
まあそれはそれ、これはこれ。
入ったのは「うどんとお酒の店 土麦」
居酒屋っぽかったけど、店内を除くと子連れの親子がいたので、なんとなく入りやすかった。
鳥の天ぷらと、肉ネギうどんを注文。
うどん。
うま!
天ぷらもうどんもめちゃうま!
これは当たりですな。
タバコ吸っている人もいないし。(灰皿見当たらなかったから禁煙だったのかも)
旅先で食う飯はよりおいしく感じる。
てな感じで、川越をプラプラして、翌日もプラプラして山猫軒を巡る旅はおわり!
トレラン&知らない町ぶらぶらスタイル
最近、トレランの帰りに1泊するかもスタイルがしっくり来ている。
そんな時にプラスアルファで持っていくのは、「耳栓」と「携帯の充電器」と「コンタクトレンズ」の3つだ。そう、この3つだけ。
これだけあれば泊まりに対応できる。
服は宿で洗濯すればいいし。
翌日は再び山に向かうも良し、町をブラブラしてそのまま帰宅するも良し。
なので、今回もザックはTNFの6L。
フツーのビジネスホテルだと大体6000円以上はするけど、ゲストハウスだとまず間違いなく4000円以下。
ゲストハウスを利用することでこのスタイルはもっと気軽になる。
わざわざ片道1時間、2時間以上かけて山に行って、走ってそのまま帰宅っていうのでは勿体ない。
自分は山は、トレーニングしに行く場所ではない。
やっぱ旅なんだろうな。
途中下車ぶらり。
知らない町の夜をブラブラするのって、なんでこんなにも楽しいんすかね。
・・・ま、時間がないと出来ないんですが!
あと、もちろん次の日が休みの日限定。
SRF48
さて、来週は、、ハセツネ、、、てはなく、、、、、
SRF48!
秀麗富嶽十二景一筆書き48時間以内。
です。
なんだかんだ、多分、参加者は自分ともう一人の2人になりそう。
ま、どのみち途中から一人旅になるようなイベントですしね。
脚の調子は、、1月から長引く疲労骨折が気になるけど、なんとかなりそうな気もする。
台風も来ているそうなので、天気とも相談しつつ、頑張ってきます。