第0回ジャングルぐるぐるMAX参戦記

第0回ジャングルぐるぐるMAX

2019年7月6日~7月7日にかけて開催された「第0回ジャングルぐるぐるMAX」というトレイルランニングレースに参加してきました。
このレースの特徴は周回コースであること。
約27km累積標高1700 - 1800mを4周します。
4周部門のほか、3周、1周の部もあります。

思い返せば周回レースって初めてかも??
周回と言われて思いつくのはKOUMIの100マイル。
興味はあるけど、トレイル比率33%程度というので未だ未参加。

対してこのぐるぐるはトレイル比率高いし、近所(っていっても電車2時間)なので参加しました。

コース情報

※計測:EPSON WristableGPS MZ-500MS

ルート

ゆうパークおごせ→大高取山→飯森峠→関八州見晴台→高山不動尊→八徳→顔振峠→一本杉→鼻曲山→桂木観音→ゆうパークおごせ
・・・を4周

距離

107.98km
EPSONくん、いつも距離少なく出るので、110kmはありそう。

累積標高

7163m

所要時間

18時間45分
1周目:3時間45分
2周目:4時間41分
3周目:5時間03分
4周目:5時間14分

エイド

ゆうパークおごせ、高山不動尊

ゆうパークおごせへ

2019年7月6日
朝、起きて少し肌寒い感じがした。
なので、予定していたノースリーブから半袖に変更。

自宅から電車で越生駅へ。
越生駅到着は9時25分。天気は曇り。
そこから9時30分発のバスでゆうパークおごせへ。
バスは大会が用意したもの。


会場
写真にあるテントが各選手の拠点となる。
1周終わるごとにこのテントがデポ代わりに。
自分は大会からテントをレンタル。
すでに設営されていた。助かります。
ちなみに提供?は長瀞でんきプラザだそうで。感謝。

受付開始の10時まで時間があったので、周辺プラプラ。
10時となり、受付。
テント内で荷物整理&準備。

10時30分ごろには準備を終えていたと思う。
レースの前は余裕持って準備を終えておきたいもの。

スタート~大高取山

11時15分くらいからブリーフィング。
そして11時30分、ゆるーくスタート!
ちなみに出走者は57名程度。

まずはゆうパークおごせからゆるーい登り。
なんだか身体が重たかった。
サイラーのドイさんと数名は身体が軽そう、ポンポンと軽い足どりであっという間に見えなくなってしまった。
ちょうど同じペースくらいだったのが、同じくサイラーのイナナガさん。しばらく同じ位置で進んだ。

大高取山手前で登りの勾配が急となる。が、長くは続かない。
大高取山の山頂ではハイカーさんたちが心地よく出迎えてくれ、そして応援してくれた。ありがたい。
大高取山から下りきるとロードに出る。
このロードは3kmくらい。たぶんこのコースで一番ロードの長い区間。

大高取山~飯森峠

ロードが終わると、いよいよ本レース最大の山場、飯森峠への登りが始まる。
現在の標高は150mくらい、対する飯森峠は780mくらい。600mほど登りっぱなし。

コースは野末張見晴台のところでいったんロードとなる。
そこになんだかエイドっぽいものがあった、、、けどたぶん違う。そんな話は聞いていないし。
なんだったんだろうあの設営。夜中も電気ついていたけど。。

再びトレイルになり、もう飯森峠かなって思った頃に勾配が急になって心が少し折れた笑
そして飯森峠。
ここには車が一台とテーブル?だったかが配置されていた。
これもエイド??かと思ったけど、最後までそれがエイドになることもなく、人の姿もなかった。なんだったんだろう、その2。
ちなみにここまで1時間32分。
2周目以降の目安に覚えておいた。

飯森峠~高山不動尊

飯森峠を越えれば気が楽になる。
もう大きな山はそんなにない。
ちょっとアップダウンを繰り返して、関八州見晴台。
そこから下って高山不動尊。
エイドだ。

涼しいかと思っていたけど、実際走り出すと、かなーーり蒸し暑かった。なんだか体の中に熱がこもっている感じ。
なのでスタート時に持っていた水1L程度はすっかりなくなっていた。
半分お茶、半分メダリスト9000。
この時はメダリスト系のドリンクが美味しく感じた。

食べ物は、、この時はめぼしいものがなかったので、スポンジの小さいお菓子みたいなのを1個だけ食べた。

高山不動尊~顔振峠

高山不動尊から下り。このくだりがちょっとテクニカルで長くて、2周目以降いやだなーって思った記憶。
下りきって八徳。
そこから登り返して、顔振峠。
顔振峠への登り返しは本コース2番目くらいの山場。
これを越えれば気持ちはもうゆうパークおごせ。


せっかく4周もするんだから同じ風景を毎回撮影しよう、、!と思いついた頃にはもう顔振峠。
というわけで顔振峠1回目。
14時02分

顔振峠では茶屋のお客さんたちが応援してくれた(^^)

顔振峠~ゆうパークおごせ

顔振峠からは一本杉の手前でちょこっと登り。
その先、鼻曲山手前で登り。


鼻曲山1回目。
14時33分

その先、桂木観音で暑さに耐えかねて、自販機で炭酸飲料を購入。110円。
桂木観音からは下り。
が、ゆうパークおごせが見えているのに、少し遠回りするコース設計。
心が少し折れた笑
そういえば、以前参加したこのプレイベントの時もそうだったなーとか思う。

3時間45分、想定より早く1周目を終える。

エイド場所と、テント場に若干距離があって、荷物整理が少々面倒。
こんな時、サポートがいたらなーとか思う^^;
持参していたジェル系・・・inゼリーストロング1本、メダリストジェル2個はすべて消化。
これらをテントから補給。あと塩系タブレットも。

あと、ちょっとショックだったのは、まだエイドのご飯が出来ていなかったこと。
確かに夕食配膳時間は16時~となっており、現在はまだ16時前。
ここでがっつり食べて・・・という食料計画が崩れる。
手持ちのジェルなどはそれらの繋ぎ用として考えていたので。。
仕方なし、要は自分の計画が甘かったのだ。
すこし食料に不安を覚えながら2周目へ。

2周目

ゆうパークの滞在時間は10分、15分くらいだったと思う。
2周目スタート。
最初のゆうパークからの登り、1周目の後続選手たちとすれ違う。
そして足がめちゃくちゃ重い・・。
こんなんで4周もいけるかな、と不安になった。
本気で、このまま戻ってリタイアしようかとも思っていた^^;


15時53分
大高取山2回目。ハイカーさんたちはもういなくなっていた。

飯森峠の登りの途中くらいだったか、なんとなく足が軽くなってきた感覚。
1周目からムサシのNIを積極的に摂取したからか。
後から、2周目のタイムを見てみると、ガクッと落ちているので、ペース落ちたことで負担少なくなったこともあったのかも。


17時33分
関八州見晴台 2回目

高山不動尊エイドでは、レーズンパンを1個、チョコ2個程度食べた記憶。
相変わらず、カロリー不足気味状態が続く。
そういえば、2周目入ったあたりから時折、小雨。気温が一気に下がった。
それも影響したのか、早くも吐き気を覚えていた・・・。
なので、ここでガスター10を投入。
その後はちょっとおさまったような。


18時27分
顔振峠 2回目
1周目にいたお客さんたちはいなくなっていたけど、茶屋の人が応援してくれた^^

その先のトレイルからいよいよ暗くなり、ライトを取り出す。
必携品にヘッドライト、ハンドライトとあったので、その二つ。
ヘッドライトはBDのリボルト。ハンドライトはGENTOSの閃。
閃はリボルトに比べ、明るかった。


19時3分
鼻曲山 2回目


19時33分
桂木観音

2周目終わり

2周目は、1周目+50分くらいかかって終了。
そして・・・!ようやくご飯にありつけた。
麻婆どん!
2杯食べた。

BDのリボルト、あまりに光が弱く感じたので、レッドレンザーのH7R.2に交換。
やっぱレッドレンザーの方が見やすいな、と思った。

3周目

3周目に入ってから雨がポツリポツリと降り始めた。
けど、勝手に本降りにはならないだろうとか思っていた。
それが後で痛い目を見ることになる。
今回、必携品に雨具がなかったので、雨具はテント内に置いてきた。

そうしたら、3回目の大高取山の下りくらいから、本降りになってきた。
やばいなーと思った。
のどが渇いていたので、下りきったロードのところの自販機で飲料を購入して、一息。
ちょっと雨が弱まっていた。

飯森峠の登りに差し掛かるころ、また雨が本降りに・・。
持っているのはゴアテックスの帽子だけ。
これから標高を上げていくというのに、これでは体温が持っていかれるなー・・。とどんどん不安な気持ちに。
実際、寒くなっていた。止まるともうダメな感じ。
これは戻ってリタイアか、とか思っていた。
しかし、足は悪くなかったので、進むこととした。

飯森峠に到着するころには案の定本降り&寒くなっていた。
少しでも体温を逃がさまいと、脇を閉めながら走ってみたり。


22時25分
関八州見晴台 3回目

奥武蔵グリーンラインのガスが酷かった。
ライトで照らしている部分以外、何も見えなかった。
そして前後に選手はいない。真っ暗闇、土砂降り。
このあたり、ああ、俺はなんでこんなことしているんだろう感が一番強かった^^;

高山不動尊になんとか到着。
もう、雨ですっかり気持ちがやられていた。
「ここでリタイアって出来ますか?」そう聞いた。
そしたら、「ここから自走でロード17km戻ってもらうことになります」との回答。
・・・なら、行くしかないか。と、レース続行。
早くテントに戻って雨具に包まれたかった。

嬉しかったのは、ここのエイドにうどんが登場したこと。
2杯完食。
ちなみに吐き気で、もうジェルは受け付けなくなっていた。
あとスポーツドリンク系もダメ。
ムサシのNIもダメ。けど、これは飲んでおきたかったので、うどんなどと一緒に無理やり流し込んでいた。


23時24分
顔振峠 3回目

このあたりからかな?
75km選手や、100kmの周回遅れの選手に追いつくことが多くなった。
それまで雨の暗闇の中一人走っていたけど、ようやくなんか人に会えて元気が出た。
普段、山で一人になりたいとか言ってる癖にね。


0時4分
鼻曲山 3回目
なんとか無事に3周目を終えられそう。

その先の桂木観音の自販機でミルクコーヒーを購入。
なぜか、ミルクコーヒーは飲んでも気持ち悪くならなかった。
その場に居合わせた75kmの選手たち。
どうやら今、自分は3位で、前を行く2位の選手は3分くらい前とのこと。
そして1位は独走、結構前だということを聞いた。

3周目を終えるころから、レッドレンザーの動作がおかしくなった。
光量の調整が出来ない。そして、一定間隔で消えてしまう。
なんだ、電池切れか?と最初は思った。
(が、のちに帰宅後、新品の電池で試しても同じ症状)

3周目おわり

3周目が終わり、まずはゴールゲートのチェックよりも先にテントへ行き、補給と雨具を取り出した。
その後、ゴールゲートで通過チェック。
エイドに立ち寄るとドイさんがいた。
まさか追いつくとは思っていなかったが、どうやら腸の不調らしい。
そしてマッサージを受けていくとのことだった。

ここでは、確か、カレーを食べた記憶。
そして4周目だー!と出発したものの、ヘッドライトを交換しようと思っていたことを思い出し、再びテントへ。
ちょっとロス。

4周目

いよいよ最周回。
なんだかんだ、完走が見えてきた。
そして今は雨具も羽織っている安心感。
ただ、胃の調子はすこぶる悪かった。
あと、やはり気になるのは、疲労骨折の脛骨部分。
40km過ぎで2回ほど、痛みが出た。それからは出ていないけど、なんとなくいやな感覚がたまに出ている。

レッドレンザーは相変わらず機能していなかったので、ハンドライトオンリーで進む。

流石に4回目ともなると、飯森峠の登りも覚えてきた。
この緩やかな登りの後、ロードにいったん出て、また緩やかな登り、頂上ぽくなるけど、それは偽で、実はその先に急登が待っている~みたいな笑
そして4回目の飯森峠終わり!


3時42分
4回目の関八州見晴台。

4回目の高山不動尊エイド。
うどん、まだあったので2杯食べた。
しかし、胃の気持ち悪さと、眠たさもあったのか、座ってぐったり・・・。


4時48分
4回目の顔振峠!!
もう大きな登りはない。
そして明るくなってきたので、ライトをしまった。


5時27分
鼻曲山 4回目

フィニッシュ

桂木観音に到着。
これまでここでは自販機で飲料購入したり、トイレ寄ったりと休憩していたけど、今回は素通りした。
よし、出し切ろう!
そこからのトレイルは全速力で。

そして6時15分ごろ、無事フィニッシュ!!
タイムは18時間45分。
事前に予想していたタイムと同じくらいか、ちょっと遅いくらい。
けど、このコンディションで完走できただけ嬉しいです。
そして頑張ったおまけは準優勝(^^)

ゴール後

お風呂は10時から。まだ3時間以上ある。
それまで荷物整理したり、ストライドラボで買い物したり。
食べ物もらうものの、胃が気持ち悪い。ゆっくり食べた。


完走弁当を頂き、11時50分発のバスで帰宅。

食べたもの

[手持ち]
・メダリストジェル4つ(104kcal/個)
・inゼリー エネルギーストロング4つ(180kcal/個)
・ムサシni 6本(12kcal/個)
・ぶどう糖塩分タブレット15粒程度(10kcal/個)
・カップヌードルミニ(3周目終了時点 ゆうパークエイド)(163kcal/個)
・スーパーメダリスト9000 1.5袋(35.7kcal/個)

[ゆうパークエイド]
・カレーミニ1杯
・マーボー丼ミニ1.5杯

[高山不動エイド]
・スポンジの小さいお菓子1個
・レーズンパン1個
・うどんミニ4杯(3周目、4周目)
・チョコ小粒6つ程
・塩分系タブレット2つ
--------------------
2754kcal

[自販機]
・ミルクコーヒー2缶
・ソーダ1缶

装備品

ザック

ノースフェイス TR6
 6リットルですが、Mサイズで容量は7Lです。

シューズ

アルトラ スペリオール3.5

短パン

ノースフェイス フライウェイトレーシングショーツ
 ちょっと高いけど、お腹部分にスマフォ入れられるので気に入ってます。使用頻度考えれば高くないと思える。色違いで2着持ってます。

ヘッドライト

・レッドレンザー H7R.2
・ブラックダイヤモンド リボルト
 レッドレンザーは雨でやられてしまったみたい。3日後くらいに復活しました笑
 リボルトは軽くていいけど、光量ちょっと弱いかな。普段の山行で念のために持っていくライトには良いけど。