2017分水嶺トレイルA参戦記①


鴨沢駐車場

分水嶺トレイル

2017年7月15日~17日にけかて開催された分水嶺トレイルに参加してきました。
分水嶺トレイルにはAコース(距離84km / 累積標高8000m)とBコース(距離120km / 累積標高12000m)の2部門があります。
スタート地点がAコース:鴨沢、Bコース:青梅となり、雲取山以降は同じルートを辿ります。

自分は短いほうのAコースに参加。
Bコースに挑戦したい気持ちがあったものの、9月頭に控えるUTMBに影響が出てしまいそう・・・
ってプロでもないし、そんなに気にすることなかったか(^^;)
分水嶺トレイルってのはいわゆるトレランレースとは違う、山の縦走レースみたいな感じで、そういったものに参加するのは初めてってこともあったからですかね。

事前に立てた計画では25時間程度で完走予定。
で、結果は25時間11分で完走出来ました。
途中、途中で予定と前後したものの、自分の走力を把握した上でちゃんと計画を立てられたことは嬉しい。
そしてなんと頑張ったおまけは優勝でした(^^)

コース情報

※計測:EPSON WristableGPS SF-710S

ルート

鴨沢→雲取山→将監峠→雁坂峠→唐松尾山→破風山→甲武信ヶ岳→国師ヶ岳→大弛峠→金峰山→富士見平小屋→瑞牆山→不動滝→フシノソリ→石ッコツ→信州峠→横尾山→飯盛山→獅子岩(平沢峠)

距離

約78km

累積標高

約7400m

所要時間

25時間11分

補給ポイント

将監峠、雁坂小屋、甲武信小屋、大弛峠、富士見平小屋

受付


9時半奥多摩駅発のバスに乗って鴨沢へ。
到着すると既に多くの選手の姿が。

早速、必携品チェック。
必携品と指定されていたものの全てをチェックされました。
無事クリア。
必携品不備で出場不可!!ってパターンも考えれたので一安心(^^;)

それにしても暑い。じっとしているだけで汗が流れてきます。
持参したダンボールを組み立てて、ゴミとか不要になったものを詰め込んで自宅返送用として預ける。

スタート~雲取山

11時となり、分水嶺トレイルAコースがスタートとなる。
誰も走るものはいない。
自分も最初は雲取山まで殆ど登りだし、この暑さだし、徐々に上げていこうと思っていたので歩き。
が、スタートから先頭を進む形となる。


11時16分
登山道入り口。
タバッシーが可愛いですな。
もとい、タバスキーでした。


12時36分


13時11分


13時12分
雲取山に到着。
予定では13時19分着だったので、我ながら素晴らしい読み。

ここでは応援者の方に声を掛けて頂きました(^^)
水は1リットルくらい消化だったかな。
ちなみに持参した飲料の内訳、麦茶1300ml、OS1500ml、緊急用水330ml(こいつは結局最後まで使うことは無かった)。
登りはほぼ全歩き。平地で軽く走る程度。
暑かった・・。

雲取山~将監小屋

雲取山から先、Bコースの選手と出会うようになる。
皆、眠たそう(^^;)
Bコースの選手は金曜日の夜、0時にスタートし、40km/4000Dを多く走ってきていますからね。


15時35分
将監小屋
予定ではここで16時21分だったので、雲取山から将監峠の区間で良いペースだったのか。
というか、この区間のコースタイムは長い気がする。他の人のタイムとか見てても。

将監小屋は寄らなくても良いのですが、食料、水補給のために寄りました。
寄り道によるタイムロスは10~20分程度。この先のことを考えればここで補給するほうが良いという判断。

ここの小屋主?は小屋の前でタバコを吹き散らしていてちょっとビックリ。金のネックレスもしていたし、なんか印象悪い(^^;)
けども対応は良かった。薄皮クリームパン300円を購入。
丁度、そこにいたBコースの選手とこれを分けて食べる。
あと、おまけにとスモモ?みたいな果物を頂いた。

水を補給して雁坂峠までの行程に備える。
ヨシ、再出発だ!という時に恐らくはAコース後続選手に声を掛けられる。「うさかめさんですか?ブログ見てます!」と。
嬉しい限りです。しかし、なぜ分かったのでしょう(笑)

将監小屋~雁峠


16時31分
唐松尾山


16時49分


17時12分
水干


17時20分
小さな分水嶺

ここには分水嶺の撮影スタッフさんがいました。
この先にはBコース選手がソロ数名、チーム1組だけと知る。


17時20分
小さな分水嶺から雁峠方面を眺める。


17時23分
雁峠に到着。
ここの登り、結構きついんですよね(^^;)

雁峠~雁坂峠


18時20分
水晶山

古礼山のまき道でBコースのトップチームに追いつく。
どこのチームだろう、、とずっと思っていたら2人は見覚えのある顔。
一人は昨年の上州武尊の終盤で前後したミズサワさん。もう一人はフェイスブックなどで共有の友人の写真などから良く拝見していたアマグリさん。
もう一人は一昨年のAコース優勝者、そしてTJAR参加者というから、まあ速くて納得(^^;)


18時33分
雁坂小屋


18時38分
ここのカレーを楽しみにしていたけども、あいにく米が出来上がるまで15分かかるという。
さすがにそこまでゆっくりもしていられないので、カップヌードルを頂く。お湯付きで400円。
あとミニコーラ300円をその場で飲み干す。

そうこうしているうちに先ほどのBコースのトップチームも到着。
そろそろ暗くなる、ヘッドライトを装着して再出発。


19時00分
CP1の雁坂峠に到着。
ここには安走会同期のユウさんがスタッフをされています。
ここでどうやら順位は入れ替わり、2位になったことを知る。
雁坂小屋で食事している間に抜かされたか。
とはいえ、特に順位は気にせずマイペースが大事。
そしてトップというのはなんというか、荷が重いというか、、
追われる立場ってのはなんか後ろを気にしてしまい精神的に良くない気が。これで肩の荷が下りたって感じ。
・・・トップは5分前に出発か。と記録シートを見る。やっぱり順位気にしてるやん!笑


19時3分
さて、雁坂峠を後にします。

雁坂峠~甲武信ヶ岳


19時25分
東破風山への登りの途中でAコースのトップに追いつく。
ここから再びトップに。


20時2分
破風山
岩だらけの区間、破風山パートをクリア。
思ったよりも楽に来れました。


21時00分
甲武信小屋
予定より1時間以上前倒し。
水を購入。1リットル50円。
50円玉が無かったので、ええい大盤振る舞いだ!と100円玉を入れる。
この水でアルファ米を仕込む。

時間が時間なのでライトや音には細心の注意を払いました。
どこの小屋もそうでしたが、到着の手前で熊鈴は外すようにしていました。
明かりのついたテントが数張。
その中からライトをつけた人がこちらに近づいてくる。
やばい・・怒られるのかな・・。
と思ったら「分水嶺の方ですか?がんばってください!」と激励を受ける。
なんだ、怒られると思っていたから余計に嬉しい。
ありがとうございます!


21時19分
甲武信ヶ岳
ここでは主宰者の武田さんにメールをすることになっている。
甲武信ヶ岳と金峰山はメールポイントなのです。
なので、事前にメールは下書きで作成しておいて、ここではそれを送信するのみ。

甲武信ヶ岳に到着したことで、距離/累積標高では大よそ半分。
が、時間的にはこの先の国師ヶ岳くらいで半分か。
足の調子は良い、ちょっと疲労しているくらい。