ワラーチ実践データまとめ(2013年5月~2016年7月)

ワラーチ実践データまとめ

2013年5月から履いている「ワラーチ」の実践データをまとめてみました。
データ取得期間は2013年5月27日~2016年7月3日となります。
ワラーチでどの程度走れるものなのか、製作したワラーチの素材などの移り変わりとともに見ていくことで参考になればと思います。

回数・距離・トレイル比率

まずはじめにワラーチ別のランニング回数とその距離及びトレイル比率を以下の表にまとめました。

ワラーチ使用開始回数距離トレイル回数トレイル距離トレイル率(距離)最長
ワラーチ1作目2013/05/27861004.2 km13276.6 km27.5%42.2km (多摩川ラン)
ワラーチ2作目2014/07/011161376.4 km19424.5 km30.8%65km (多摩川源流ぐるり)
ワラーチ3作目2015/08/2751737.4 km9183.1 km24.8%129km (橘湾岸マラニック)
ワラーチ4作目2016/05/0821405.0 km11268.0 km66.2%53km (たまリバー)
2743523.0 km521152.2 km32.7%

走行距離

ワラーチのトータル走行距離は約3年間で3523kmとなりました。その間に作成したワラーチは4足。
1足目はボロボロになったので捨ててしまいました。2足目もかなりボロボロですが、一応予備として確保しています。
1000kmくらい走るとビブラムソールよりも、上に貼っているフットベットがダメになってきます。
なので、フットベットを貼り直せば2000kmも走れなくはない?(笑)
ちなみに2足目はボロボロになったウェットスーツの上からゴムを貼り付けて再利用しました。結果、一番履いた作品となりました。
ただ、ワラーチ自体、作るのにせいぜい3000円程度なので、それなら新しいものを作ろう!ってなりますね。

走行回数

回数としては274回。一回平均にすると約12.9km。近くのスーパーまでのちょっとした買い物ランからロングランまで含むので、平均値にはそれほど意味はないと思います。
2013年5月27日~2016年7月3日という期間は1133日であることから、約4.1日に1回はワラーチを履いて走っていたことになります。
日常履きとしても使っていたので、「履いた日」で考えると体感では2日に1回な感じ、夏はほぼ毎日かも(^^;)

トレイル比率

トレイル比率としては距離ベースで換算すると32.7%とおおよそ1/3はトレイルで履いていることになります。
これは私自身がロード嫌いなトレイルランナーであることにも起因していると思いますが、他のワラーチランナーよりかはトレイル比率が高いと思います。
(ワラーチだから1/3がトレイルって訳ではなく、トータルでみてもそれくらいだと思います。)
4作目のトレイル比率が66.2%と異様に高い値となっていますが、これは意識しているわけではなく、たまたま山に多く行く時期と重なったからですね。
履いた回数も21回とまだまだ少ないですし。

最長距離

それぞれの作品での最長記録についても調べてみました。
1作目は「多摩川ラン」の42km。これはLSDですね。
2作目は「多摩川源流ぐるり」の65km。プライベートなトレイルレースに参加した時の記録です。トレイルでの最長記録でもあります。
ソール、紐ともに切れることなく完走出来ましたが、雨と泥によりソールはつるつる滑り、下りでは鼻緒に負担がかかって指の間が削れて痛くなってしまいました。
3作目は記憶にも新しい「橘湾岸マラニック」の129km。これは割と高低差のあるロードレースです。ワラーチは壊れることなく完走出来ました。足裏、足首が壊れましたが・・。
4作目は「たまリバー」の53km。
なんと、4作の最長記録の内、3作品が「多摩川」とゆかりのある結果に。多摩川好きです。

素材

次にワラーチ別の素材一覧を以下にまとめました。

ワラーチベースフットベット1フットベット2結び
1作目ビブラム#8338CRウェットスーツ用生地
(厚さ 5mm)
-真田紐10mm幅→15mm幅-
2作目ビブラム#8338CRウェットスーツ用生地
(厚さ 5mm)
-真田紐15mm幅-
2作目改ビブラム#8338CRウェットスーツ用生地
(厚さ 5mm)
NR黒セルスポンジ(暑さ 5mm)ナイロンテープ15mm幅ラダーロック15mm幅用
3作目ビブラム#8338NR黒セルスポンジ
(暑さ 5mm)
ネオセル皮付(暑さ 1.5mm)ナイロンテープ15mm幅ラダーロック15mm幅用
4作目ビブラム#8338ブロックゴムナイロンテープ15mm幅ラダーロック15mm幅用

ベースは全て同じでビブラムの#8338という型版。東急ハンズで売られているものです。
接着剤も全て同じでG17ボンドです。

最初に作ったワラーチはウェットスーツに真田紐というスタイルでした。
そこから真田紐の幅を広くして、耐久性を高めました。

ラダーロックの導入

次に改良したのがラダーロックの導入。
それまでは紐の先端は結んで固定していましたが、やはり解ける不安が付きまとっていました。
ラダーロックを導入したことで、結ぶ手間が省け、解ける心配もなくなりました。

ナイロンテープの導入

そして次に導入したのがナイロンテープ(ここではアクリルテープ、PPテープとほぼ同じとします)の導入。
また、フットベットも黒色のゴムを取り入れることで一気にルナサンダルっぽくなりました(笑)
見た目も重要ですが、ナイロンテープ、ゴムは元々使用していた真田紐とウェットスーツに比べて安価であるというメリットもあります。

現状、材料にそこまで不満はありませんが、次はよりトレイル用を意識して厚みのある#8327を検討中です。
#8338が厚さ7mmに対して#8327は10mm、さらに材質、ソールパターンも変わるようです。
トレランでワラーチを履いていて怖いのが石や根っこの突き上げ。
これをドスンと踏んでしまうとやはり痛いです。
なのでもう少し厚みと固さのあるソールが欲しいところです。