高島トレイルラン①(水坂峠→武奈々獄)


高島トレイル「寒風」よりマキノ高原を見下ろす

高島トレイルを走ってきました

2016年4月22日に関西の中央分水嶺・高島トレイルを走ってきました。
このページでは水坂峠から武奈々獄までのことについて書いています。

そもそも今回はGW手前の週末に琵琶湖で家族旅行しようということになり、そのついでに高島トレイルや琵琶湖での釣りを計画したものです。
当初は2日間で高島トレイル80km走破を考えていました。
が、予想以上に累積標高があり(7000mくらいあるらしい)、バスのアクセスの悪さもあって時間が足りないことが分かり、その一部だけを走ることにしました。
ビバーク縦走も考えていたのですが、水場の状況が良くわからない&天気が悪そうということで一日でいけるコース選定をしました。
バスは調べるのに苦労しましたね~桑原から朽木エリア、朽木から安曇川、または堅田駅。マキノから国境、近江今津から保坂・・・。
その辺りも最後の方にリンクつけるので参考になれば。

スケジュール

4月22日

9:59 近江今津駅 着
10:50 近江今津駅 発
(バス移動)
11:10 保坂 着
11:25 水坂峠
17:30くらい マキノ高原さらさ
19:21 マキノ高原さらさ 発
(バス移動)
19:40 マキノ駅 着
(電車移動)
安曇川駅 宿泊

マップ

高島トレイルの全体図

NPO法人 高島トレイルクラブサイトより

保坂バス停→水坂峠→赤石山西峰→武奈々獄→武奈々獄北尾根→水谷分れ→三重獄→大日尾根→大御影山→近江坂→抜土→大谷山→寒風→マキノ高原さらさ
距離:35kmくらい(ロスト含む)

今回走ったコースについて

さて、残念ながら全走破を諦めた高島トレイルですが、今回走ったコースについてつらつらと書きます。
まず高島トレイルというのは分水嶺を走るコースですが、一般的には北の国境から南の桑原までを縦走するようです。
今回は逆に、南から入って北に抜けるコースにしました。

自分の住んでいる埼玉から新幹線を乗り継いで琵琶湖の西エリアに到着するのはどんなに早くても朝の9時くらい。
そこから一番アクセスが良かったのが、コース中間地点である水坂峠(保坂バス停から徒歩)でした。
なので出発地点を水坂峠にして、あとは北に進むか南に進むか。
一般的な進み方でいうとそのまま南に進んで桑原を目指すことになりますが、この桑原がいかんせんアクセスが悪い。
ということでコースを逆走し、国境を目指すことに。
国境からはマキノ駅までバスが出ていますが、最終は17時20分。
これはコースタイムから考えるとギリギリ間に合うか間に合わないかの線。

国境手前にはマキノ高原が広がっており、そこには温泉施設「さらさ」があって、そこからだとバスの最終は19時21分。
高島トレイルはロストしやすいこともあり、国境までいかず、途中の寒風あたりでマキノ高原に下山して、ゆっくり温泉につかることにしました。

近江今津駅に到着

4月22日金曜日、本日はお休みいただきました。
朝の4時半ごろ起床。
東京駅より新幹線のぞみに乗って、名古屋でひかりへ乗り換え、米原駅に到着したのは8時48分。
そこからさらにJR琵琶湖線、JR湖西線と乗り継ぎます。
天気予報では本日は晴れ予報でしたが、なんか雨が降っています・・。
琵琶湖の西側に行けば晴れているのか?


JR湖西線。乗った時はわりと混んでいましたが、気付けばガラガラ。

近江今津駅に到着したのは9時59分。
ここからバスに乗って高島トレイル中間地点の水坂峠最寄バス停である保坂まで行きます。
バスの出発時刻は10時50分ほど。
まだ1時間近くありますが、余裕を持たせるためにちょっと早く来ました。

近江今津駅からは徒歩5分ほどのところにコンビニがあります。
そこで朝食と行動食のおにぎり2個、パン、飲料を購入。
水は全部で1.5L。


バス停に到着。駅からすぐのところにあります。
コンビニで購入したサンドイッチを頬張ります。
バスの出発時刻まで余裕を持たせて正解でした。


定刻通りにバスがやってきました。

保坂・水坂峠→武奈々獄


11時10分、保坂バス停に到着。
今日は平日ということもあり、トレイルランナーはもちろんハイカーはいませんでした。
保坂で下りたのは地元の方と思われるおばあちゃん。
保坂は集落のようですね。

天気予報は大きく外れ、雨がちらついていますが、高島トレイルの詳細マップを取出し、まずは水坂峠を目指しました。
ちなみに詳細マップは通販で購入したのですが、本体代金1000円と送料・手数料1100円で2200円くらいしました。命には変えられませんが痛いです。


途中から山の雰囲気が出てきました。


水が流れている。
これが水場?


水場近くに高島トレイルの看板有。
ついに来たか!高島トレイル。思えば去年から構想していたので、やっと出会えた感があります。


登山届ボックスがあったので記入していきました。
年月日の年の所が「200X」となっており、2000年代限定な書式になっていました。
フォーマット更新してほしいですね(^^;)
記入し終えて箱を開けると、中は空。他に届け出を出している人はいないようです。
でも、これってどれくらいの頻度で回収しにきているのでしょうかね。


早速見つけた黄色いテープ。
高島トレイルではこれを頼りに進んでいくことになります。
途中、ない区間もありましたが。

今日はワラーチ。そういえばこの水坂峠近辺ではヒルが出ると聞いていました。
雨でジメジメしているし、いかにも出そうな雰囲気・・・。
足元は完全に無防備な状態、ビクビクしながら5分ほど進みましたが、幸いヒルには出会わず。


登りが始まりました。


へんな曲がり方をしている木。
高島トレイルにはこういった木が結構ありました。なんでだろう。


踏み跡がない。
そしてなんか車の音が聞こえてきました。
ん?道に出る?
事前に高島トレイルのGPXファイルをGoogleMapに落としてあり、現在地を確認してみると案の定コースから離れています。
入って10分ほどで早速ロスト。詳細マップとコンパスを確認しながら進んでいたのですがね、自分の読図能力のなさに悲しくなります。
これは高島トレイル思っていた以上に迷うぞ、と気持ち新たに再出発。


正規ルートに戻ってきました。
正規ルートを進んでいるとちゃんと踏み跡があり、一定間隔で黄色いテープがあるようです。
なんとなく高島トレイルのノリがわかってきました。
(正規ルートでも踏み跡ない、黄色いテープないってこともありましたが)


その先で詳細マップには「急登」とありました。
確かに「壁か!」って思うような登りが出現。


しかも結構長く続きました。


一時間くらい登っていたでしょか、ようやく上に出たようです。
・・・ガスってて展望悪い。


独特の雰囲気の尾根道になりました。


この尾根、足元に木が自由にはえているもんだから進み辛い。
で、雨は相変わらず降っており、木についた水滴が進む度に足を濡らします。
結果、ワラーチは濡れ、泥も入ってツルツル状態に。これはワラーチの不得意とする状態です。


ロープのある箇所。


赤石山西峰(だったと思う)。
高島トレイルの案内板は全般的にボロボロでイマイチなんと書かれているのかわかりません(^^;)


次のポイント「武奈々獄」に到着。


この道標はしっかりと文字が見えます。
ここまでほとんど登り基調。迷いながらもコースタイムの半分くらいのタイムで来ました。大体予定通りです。