奥多摩・雲取山・三峰縦走旅(奥多摩→三峰)


雲取山へ向かう登り

明けましておめでとうございます。

2016年が明けてもう3か月が経とうとしておりますが、ようやく今年一発目の日記です(^^;)
2月3月は色々とバタバタして旅らしい旅にも出かけておらず、更新が滞っていました。

雲取山へ

3月の3連休初日である3月19日。
本来ならばFields主催の「鋸山トレイルラン」に参加予定だったのですが、悪天候によりまさかの中止。
トレイルランニングの大会で中止って珍しいですね。中止を経験するのは初めてかもしれません。
山を走るぞー!って気持ちをどこに持っていこうか、、。
最近、埼玉県に引っ越ししたのですが、それもあって埼玉の長瀞が気になっており「じゃらん」で長瀞地域の宿を検索。
すると出てきたのが奥秩父は三峰にある「ゲストハウス錦」という宿。
人見知りでコミュニケーション下手なくせに、ゲストハウスは去年ぐらいからマイブーム。
これだ。
あとはそこに行くまでの行程。
自転車か、トレランか。
今年は奥多摩区域でのイベントをいくつか控えていることもあり、その足慣らしという意味でもトレランで向かうことにしました。

コース

奥多摩駅→六ツ石山分岐→鷹ノ巣山(まき)→千本ツツジ→七ツ石山→雲取山→大ダワ→芋ノ木ドッケ→白岩山→霧藻ヶ峰→三峰神社
距離は大体30kmです。

「雲取山避難小屋→雲取山荘」区間
ここの下りは見事にアイスバーン。つるつる滑ります。
その先は女坂が歩きやすいと書かれていたのでそちらを進む。
しかし、女坂の方は道が細くアイスバーンの箇所もあり、積雪の時期は男坂の方が良いのかもしれません。

「大ダワ→芋ノ木ドッケ→白岩山」区間
ここの西側の巻き道は滑落注意の看板が何個かあった為、安全をとって芋ノ木ドッケの頂上を通るルートを選択しました。
芋ノ木ドッケより先、下りは道が不明瞭でしたが、地図を見ながらなんとか本ルートに戻れました。

奥多摩駅

2016年3月20日
おはようございます。今朝は4時起き。
始発の1本後の電車で奥多摩駅を目指しました。
立川駅での乗換を1分で済ますことで1本早い電車に乗ることに成功。


奥多摩駅着は7時18分となりました。


奥多摩駅はハイカーで賑わっていました。下りた人はほぼハイカーだったかも。


ほとんどの人がバスに乗っていきました。鴨沢へ向かうのでしょうか。
僕は今回はこのまま徒歩にて雲取山を目指すため、石尾根ルートへ。

奥多摩駅~鷹ノ巣山避難小屋


7時32分
奥多摩駅近くの商店が営業していたので、そちらで食料補給。
おにぎりとサンドイッチ、あと水を購入。


7時44分
ロードの登りを1km、2kmほど進んでトレイルのとりつきに到着。
ちょっとわかりにくかったです。


8時29分
さー雲取山目指すぞ!
天気も良く、テンションが上がってきました。


8時48分
まずは鷹ノ巣山を目指します。
雪もちらほら出てきました。


8時48分
雲取山まではほとんど登り。
こういう平坦な部分は少なかったかも。


8時52分
日陰だと雪が溶けきっておらず、一部アイスバーンになっている区間もあり怖かったです。
鷹ノ巣山付近の巻き道だったか。それ以外は雲取山までは問題なく進むことが出来ました。
※写真のはアイスバーンではなく、この程度であれば全く問題なく進めます。


8時53分
景色が開けてきました。
ちょっとおんたけウルトラっぽい。
そういえば今年はおんたけウルトラに参戦します。100kmですが。


9時2分
六ツ石山へ。
この辺りから登りがキツくなってきました。
早くも足が止まりそうになる場面も・・。


10時15分
三峰神社での最終バスもあり、鷹ノ巣山はパス。
南側の巻き道を進みました。


10時15分
すると「ガサガサ!」と音とともに獣の姿。
なんだ、とおもったら鹿でした。
急斜面をいとも簡単に駆け上がり、上の方からこちらの様子を伺っています。
いや、やっぱりトレイルランナーといっても、あんなには走れないな・・。
所詮、人間と思い知らされました(^^;)


10時24分
鷹ノ巣山の避難小屋に到着。
ここより200mほど下ったところに水場もあります。
2013年夏に奥多摩から甲武信ヶ岳まで縦走した時以来ですね。
その時はここで仮眠したのですが、真夏にもかかわらず目覚めは寒かったことを覚えています。

鷹ノ巣山避難小屋~七ツ石山


10時24分
七ツ石山を目指します。
しかし、やけにきついです。
最近は平日に殆ど走っていないのと、荷物がちょっと重いのもあるかもしれませんが、多分、空気が薄いのもあると思います。
「そんなたかが1500、1600で~」という方がいるかもしれませんが、僕は高山病になりやすい体質なのか、1500mを越えてくると呼吸が徐々に辛くなり、頭痛も出てきます。
富士登山競争とか無理ですね(^^;)
いつかは出てみたいUTMBとかトルデジアンもきついなー。なんて思いながら進みました。


10時47分
鷹ノ巣山より先も、なるべくは巻き道を利用。
日薩名栗山、高丸山は巻きました。


10時55分
その先、ちょっと登れば「千本ツツジ」だったので、ここはちょっと頑張って登りました。


10時59分
時期ではないとなんとなく分かっていたものの、ツツジは見当たりませんでした・・。
ここで一休み。サンドイッチを頬張ります。


11時20分
七ツ石山に到着。
先ほど休憩したので、ここでは休憩は取らず先へ。
雲取山へ登るハイカーの多くは奥多摩駅からバスで鴨沢まで行き、そこからこの七ツ石山を経由していきます。
そのため、ここからちらほらハイカーを見かけるようになってきました。

七ツ石山~雲取山


11時23分
一旦下ります。


11時29分
ここからブナ坂で奥多摩小屋まで結構な登り。
でも景色も開けているし楽しめました。


11時38分
こんなところにテントを張っている人がいますね~(^^)


11時41分
奥多摩の避難小屋に到着。
ここは相変わらずトイレ臭がします。
近くに水場がありますが、なんとなく飲む気になれないですね(^^;)


小雲取山へ。


雲取山避難小屋が見えてきました。
ここの景色は好きです。
今日は天気がいまいちで残念。


登り切って後ろを振り返る。


雲取山避難小屋の気温計によると5度前後。
登り基調だった為、ここまで半袖短パンです。
それでも額に汗が流れるくらい。


雲取山(東京)
今日の目的の一つである雲取山へ到着しました。
時刻はスタートしてから4時間半くらい経過した12時過ぎ。
ここまで約20kmほぼ登りだったし、最初のトレイル取りつきで道迷いもちょっとしたので、まずまずなペース?
最終バスがずっと心配でしたが、ここから三峰神社は下り基調の約10kmで最終便は16時45分発。
残り時間は4時間程度なので、まず大丈夫そう。
(結局、雪にやられて3時間もかかってしまった)


12時13分
雲取山(埼玉)
ここから埼玉県に入りました。

雲取山~雲取山荘

雲取山から雲取山荘までの下り道は事前の調査通り見事にアイスバーン・・。
この区間には両側にロープが張られているので、ロープ、枝を頼りに慎重に進みました。
そのアイスバーンの入口に登山者が一名。
アイゼンの装備をしているところでした。
その時は特に気にせず先へ。

ほんとに滑るので、しゃがんで滑って進む場面も。
途中、安定する場所で一休み。
ふと携帯を確認しようとおしりぽっけを探るも見当たらない・・。
ザックか?ザックにもない。
しまった!しゃがんで滑っていた時に落としたか。
ポケットは粘着テープで閉じるタイプでしたが、落としてしまったようです。

暗雲立ち込める。
来た道、アイスバーンを登り返します。
すると、先ほどアイスバーンの入口にいた登山者が「もしかして携帯ですか?ありましたよ!」
と拾って頂いたようです(ToT)
本当にありがとうございます。
さらに「ハセツネ30は出られますか?」と突如に聞いてきましたので、恐らくはこちらの姿形からトレイルランナーと判断されたようです。
今日はザックがモンベルのバランスライト30とトレランザックではなかったので、見た目も気分もハイカーかなと思っていたので、ちょっと残念です。
どうやらこの方もトレイルランをやられるらしく、ハセツネ30に出るのだとか。
僕はボラ予定ですと伝え、また感謝の意を述べて再出発しました。


必死の思いで雲取山荘に到着。
雲取山荘では補給ナシ。
なんとなくですが、トレイルランナーっぽい恰好では歓迎されない気がして(^^;)
当初の予定でも雲取山荘での補給は当てにしていなかったので問題なしです。
そもそもここで水とかを販売してくれるのかが不明です。
宿泊が出来るというのは知っていますが。


トイレはお借りしました。
「標高1830mの壮快感」


アイスバーンの道のりを振り返る。
先ほどお世話になったハイカー兼トレイルランナーさんはここでテン泊とのことでお別れです。
ハセツネ30頑張ってください!