西伊豆自転車旅②

2日目コース

松崎→136号線→17号線→136号線→三島駅
走行距離:88.1km

漁港散歩


おはようございます。2014年11月22日。今日も晴れです。
布団のクッションが強すぎたのか、昨日は3時ごろに一度起きてしまいました。
旅先で変な時間に目を覚ますと真っ先にお化けのことを考えてしまいます。この部屋にいるのではないか?
その後、無事に寝て現在朝の6時。
朝食は7時半より。まだ時間があったので昨日釣りをした漁港までランニングです。


昨日の猫がいました。名前はシェリー。今、名づけました。
すごいなついてきます。


足の間に入ってきます。


こちらを向き、


にゃー!
餌くれよ。と言ってるのでしょうか。それとも昨日のお礼?


「シェリー、残念ながら今日は釣竿持ってないんだ。」
「そして今日、俺は発つ。お別れだね、シェリー・・。」
急に寂しくなります。
朝食の時間もあるので、ホテルへと戻ります。
するとシェリーがついて来ます。もしや、ホテルまで来てしまう??
しかし、シェリーは途中で止まります。
恐らく、自分の居場所を知っているのでしょう。
松崎の漁港に住み着くシェリー。バイバイ。

朝食

朝食はバイキング。
会場には既に多くの宿泊客が。というかおじいちゃん、おばあちゃんがほとんど。
金曜→土曜で宿泊するのはこのリタイア世代の方々が多いのでしょうか。


盛り付けの下手さはご勘弁!
偶然、隣に椅子合わせたおばあちゃんたち。
会話が聞こえてきます。
その内容、妙に面白く、納得させれれる内容。
「人はねぇ、結局一人では生きられないのよねぇ。。」重みがあります(^^;)
「ああ、そうそう、こないだあそこ行ったのよ、千葉の房総半島の中に走っていく電車、あれ良いわねぇ。私好きよ、ああいうのどかな列車。」
それは先週僕も行った「いすみ鉄道いすみ線」ではないですか、おばあちゃん!
話しかけそうになりましたが、他人のプライベートに入るのも良くないかなぁと思い、とどまりました。
「昔はねぇ、竹芝桟橋から浜金谷にフェリーが出ていたのよ。」へぇー。もっと聞かせてくれよおばあちゃん。
ついつい長い朝食となりました。

出発

さて、お腹も満足し、愛車「七夕号」の様子を見に行きます。
なんと前輪がパンクしていました。ショック。まぁ道中ではなくて良かった。
前輪を外して、部屋でチューブ交換。
良く見るとタイヤがボロボロです。そういえば、前輪は2011年の宮古島トライアスロンの時からずっと使ってるんだもんなぁ。帰ったら交換しよう。
伊藤園ホテルのチェックアウトは12時まで。のんびり設定ですね。少し周辺をサイクリング。


こんなことしているんなら、もう先に進もう。と思い、ホテルに戻りました。

10時半ごろ、出発。
今日は海沿いの道を走って北上し、三島駅を目指します。

松崎→土肥(トンネルパラダイス)


出発してすぐに「加山雄三ミュージアム」がありました。
ここは前に一回来たことがあります。
松崎町にいるからか、何故か「松崎しげるミュージアム」と間違えて言ってしまいます。


松崎しげるさん

その後、トンネルを何回も通ることになりました。
トンネルは嫌いなので、何とか回り道を探そうとするも、その先々で行き止まり、もしくは地元のおじちゃんに呼び止められたりしました。
「その先で崖崩れがあってなぁ、一人生き埋めにされたんだよー。トンネルよりも怖いぜー。」
仕方なく、テールライトをつけてトンネルを通ります。10回以上はトンネルを越えたかと思います。前来た時はトンネルパラダイスな印象はなかったのですが・・。


ふと、「トンネルパラダイス」に疲れて、トンネルとトンネルの間にある港町で休憩します。
ここはどこでしょうか。地図を見返す限りでは安良里港?



なんでもない町並みなのですが、なんだか趣があります、港町には。
伊豆大島の波浮港にも近いものがありますね。
100円のガシャポン機械が使い古された形で置かれていました。もう、機能していないようです。
子供たちが少なくなったのでしょうか。


富士見台というバス停。確かに、見事な富士山が見えます。
そしてようやく、土肥に到着です。
地図を見る限り、この先、トンネルはそんなにない。ようやくトンネルパラダイス終了です。
土肥では長居することなく、そのまま北上。


土肥近辺に多くあった看板。
結局、選手に会うことはありませんでした。もう終わったのですかね。


土肥を見返す景色。
素敵な自転車に乗っている人に出会いました。
ロードレーサーではなく、自転車の両サイドに荷物を取り付けているタイプのやつ。グレートジャーニーみたいな。
完全に旅ですね。しかも女性。学生でしょうか。昨日は伊東から時計回りに走って松崎手前で1泊したとのこと。
今日は沼津まで行き、2泊目だそうな。方向は同じ。また会うかもですね、なんて言いながらお別れ。
女性の自転車一人旅、いいですなぁ!グットラック!
そういえば土肥から道は細くなり、アップダウンが出てきました。

戸田


この日も天気良く、何枚も写真を撮ってしまいます。富士山が綺麗。
戸田に到着。
この町はなんとなく好きです。
以前、日が暮れてからこの町に寄ったことがあり、その際に買出ししたヤマザキショップの人に、「もう暗い、これからどこに行くんだい?土肥?この先の道は真っ暗だよ、キャンセルして、戸田に泊まっていけば?」とありがたい言葉をかけられたことがあるのです。
時間は昼過ぎ。どこかで昼食を、と思い店を探します。
どうやらこの町は蟹を売りにしているようです。前は時間が遅かったから気がつきませんでした。
蟹を食べられそうな店に入ります。が、満席で待つとのこと。人の多いところはなんとなく、気が乗らなかったので、店を出ました。
そうだ、ヤマザキショップに行こう。
レジにはおばちゃん、品出しをしているおっちゃんがいました。この人だろうか、前に声をかけてくれたのは。
まるちゃんのきつねうどん、コールスローサラダ、北海道じゃがいも使用のコロッケを購入。
(昨晩、ラジオに武田鉄矢プロデュースの食べるアイドル?というのが出演していて、まるちゃんを勧めており、まんまと買ってしまった)
「ここで食べていきますか?」とおっちゃんに声をかけられる。「はい。」というと、奥のテーブル席に座っていた子供たちに「おーい!この兄ちゃんがこれから飯食べるっていうから、おめーたちどいてくれー!」
と言い、そこにいた子供たちは、「すみません、すぐどきますからー。」とそそくさと準備。申し訳なかったので、「いや、僕、海見ながら食べるので、大丈夫ですよ~。」と言い、外で海を見ながら食べることにしました。
やはり、以前感じた温かさは間違いなかった。この店には温かさがある。ヤマザキストアー戸田店、また行きます。


すっかり定番のラジオ。流れていた内容は覚えていない。

戸田→狩野川→三島

再出発。
と、ここで「アッ」という声。先ほどの女性チャリダーでした。同じく、戸田で昼食だったのでしょうか。
これより先もアップダウンが続きました。
山間部を通るよりも楽だろうと思ってきたこの海岸沿いの道ですが、そんなに大差ないかもしれません。


ずいぶんと登ってきました。振り返ると戸田。


紅葉が綺麗です。
しかしキツイ。こんなにきつかったか、体力が落ちたか・・。
しばらくは0mと200mを繰り返しアップダウンする、そんな感じの道でした。

北上しきると、道は東へと進みます。
このあたりでアップダウンはなくなりました。
漁港を左手に見ながら走る道。
いい感じに疲れてきたところで、カフェがあったので入店。値段は・・書いていない。
まぁ大丈夫だろう。


中では身内でのホームパーティー?が行われていました。なんとなく疎外感・・。
その店主の息子?がとても特徴的な喋り方。
「ねぇ、パパ、やっぱりパパはすごいよー」
みたいな感じで、親をママ、パパと呼びます。なんとなくお姉口調で。
5歳くらいならオッケーですが、俺と同じ年か、それ以上。
その息子?さんがコーヒーを運んできてくれました。
ズズズ・・・。もう、今日もすっかり夕暮れ時です。
帰り際、ママ?が「ごめんねぇ、せわしなくて。次はゆっくりして行って。ほら、そこには海の見える席もあるし。」と言ってくれました。
海沿いの席に行くと、ハーモニカ?を吹いている人がいました。良いですね。


夕暮れは近い。


戻ってきました狩野川。


ああ、旅が終わってしまう。
このまま1号線を走り、箱根峠を越えようか?そんな考えも浮かびましたが、車渋滞の中走るのを考えると、ただただ、疲れるだけだなぁと思い、やめました。


三島駅に到着。
ここから輪行して、東京に戻ります。


駅のホームに蕎麦屋がありました。
さきほど、三島駅のヴィドフランスでパンを買ったばかりですが、つい入ってしまいました。
西伊豆自転車旅、終了です。


帰ってからタイヤを交換しました。左が交換前のミシュラン プロ3。
プロ4に交換しました。
結構ボロボロでしたね。

また、シェリーに会いに松崎に行こう!
西伊豆自転車旅 おわり

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昼飯(ヤマザキ):524円
喫茶店:400円
パン(ヴィドフランス):160円
蕎麦:260円
電車(帰り):1940円
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合計:3284円
2日間合計:14628円