八ヶ岳スーパートレイル100マイルレース -レース編-
レース当日 スタートまで
おはようございます。
先生にテーピングしてもらいました。
スタート地点で先生と。
朝が8時スタートと、おんたけウルトラ、信越五岳に比べて人間らしい時間だったので、
余裕をかましていたらいつの間にかギリギリに・・。
100kmの部は300人弱。
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あ、ZAMSTの膝サポーターがない!!!!!!
ドロップバックをもう一度開けたり、ザックを調べたりしましたが、結局見つかりませんでした。
一昨日、急遽アマゾンの速達サービスで買ったばかりなのに!!!
お金も痛いですが、膝も痛い。
そうこうしているうちにスタート。
あかん!
スタート
食べかけのバナナをザックにそのまま突っ込み、ウェアを着ながらスタート。
相当バタバタです。
とりあえず、最初の山、飯盛山を目指します。
あ、デジカメの電池が無くなりそう・・・・。
飯盛山のぼり。気持ちいいです!
最初、山の入り口で少し渋滞がありました。
さらに、足場が少しガレていたので、足をくじかない様に進みました(まーくじいたんですが・・)。
ここの登りでは早速ストックを使用。
なるべく筋肉への負担を少なくして、後半に備えます。
登りの途中では雪?霜?がありました。
寒さは気にならない気温です。
写真をもっと撮りたいのですが、電池が気になります・・。
山頂では軽く休憩してそのまま下山。
八ヶ岳っぽい景色。
JR最高地点の野辺山駅を通過し、ここからは25kmくらに続く長い林道に入ります。
ここらで、ストックをしまいました。結構メンドイですが、仕方ないです。
第一関門
そして第一関門の松原湖に到着。約42km地点です。
ここではスポンジのお菓子とコーラをいただきました。
トイレを済ませて再出発!
ドロップバック
次のエイド。八千穂レイク。ドロップバックのあるポイントです。
日も暮れ、だいぶ寒くなってきました。
そして用意していたモンスタードリンクを一気飲み!
ここまで下はロングタイツできていたのですが、ここからモンベルの長ズボンを履いていきました。
ユニクロのウルトラライトダウンベストは迷った挙句、着ていかないことに(これが失敗)。
ここでデジカメを預けることにしたので、ここから写真がありません・・・・(^^;)
大河原峠
ここから大河原峠エイドを目指します。
大河原峠には知り合いのいるすぽるちばチームの皆さんが待っているので、
なんとしてでも辿りつきたいところです。
大河原峠登りの手前に気持ちのいいトレイル区間がありました。
そこで100マイルのトップ選手に抜かされました。
速い!そして半ズボン!
そして、大河原峠までの登りにさしかかり、そこで大河原峠まで5kmといわれました。
結局、そこから大河原峠まで約2時間30分かかったわけですが。
大河原峠までの登りはひたすら林道みたいな登りで、酷く寒く、ここで何度も心が折れました。
寒さで体が動かなくなり、発熱がなくなり体の冷えに繋がるという悪循環・・。
ご飯を取り出そうにも、手が言うことをきかず、袋を開けることができません。
既に真っ暗で、ライトをつけるのですが、ヘッドライトをドロップで取らなかった為、ハンドライトのみ。
そうなると両手が使えず、ストックが上手く使えない状態。完全にミスでした。
標高が高くなってきているのか、どんどん寒さはまし、空気も薄くなってきているような感じがしました。
このあたりで確か75km地点くらいだったかと思うのですが、寒さ故なのか、吐き気が出てきました。
この症状は何回か経験したことがあり、どれも寒さからきているものだと思います。
こうなるとご飯をなかなか食べることができず、まだ終盤にさしかかったところでこの状態はヤバいなと思いました。
制限時間も気になってきたので、無理やりにでも登りを走りました。
そうすると体が温まってくるのが分かり、元気も出てきました。
なんとか林道登りきり、いい加減5kmすぎたであろうと思われるポイントに小エイド(人がいるだけだったと思います)がありました。
そこで「大河原峠まであと3kmだよ!」といわれ、そんなバカなとショックを受けました。
そうしてそこからはロードを走り、なんとか大河原峠に辿り着きました。
時間は8時過ぎ。
ここでは多分30分くらい寒さ回復に努めていたかと思います。
すぽるちばの方々には本当によくしてもらい、リクエストしていたオレンジ!も頂き、
自分のミスでドロップに忘れた予備電池も頂きました。
そういえば、トイレで手を洗おうとしたところ、なんと水道が凍って出なかったです。。
おかげさまで体がずいぶん暖まり、再スタート!
女神湖
次は第二関門の女神湖を目指します。
制限時間はなんと22時!当初は全然気にしてなかったのですが、
これは結構やばいんじゃないかということなってきました。
距離は10kmほどと聞いていたので、道によっては何とかなるかもという状態。
大河原峠を出てからはしばらくロードの下りです。
膝蓋靭帯炎が痛かったですが、気にしてられません。
そういえば、走るときに腰から足を動かすようにすると痛みが軽減されたような気がします。
体も温まり、心に余裕ができたのか、景色をみると、満月に雲が少しかかっており、空気は澄み、星もとても綺麗でした!
前後にはランナーはおらず、自分一人がそんな中を走っている状態。
なんかすごいなぁーなんて感心しながら走ってました。
しばらく入っていると青色看板がありました。「女神湖 9km」。・・・!!!
4、5kmは走った感じはしていたので、残り5、6kmかなんて考えていたので結構な誤算です。
もう振り絞って走るしかありません。
ロードが終わり、ガレた下りのトレイルにさしかかります。膝蓋靭帯炎が痛いです。
迷った挙句、ストックを出しました。
ロード⇒トレイルを何回か繰り返すとゲレンデが広がりました。
これが結構な急こう配で、膝蓋靭帯炎泣かせもいいところです!!!
しかし時間がないので、足を捨てる覚悟でストックを駆使しながら何とか下りました。
関門が見えた!!!
案内人「ここから女神湖一周になりまーす」
そうです。最後に女神湖を一周しなければなりません。
何キロあるんだ?
とりあえず、走って進みます。結構でかいぞ!?
湖の奥まで行ったところで、これは本当に間に合わないと思い、全速力で走りました。
多くのランナーがまだ走っていますが、それをすり抜け、飛ばします。
そしてようやくゲート手前に近づくと、「あと1分だよー!」と声援が。
その中なんとかゲートをくぐり、間に合ってよかったね!といわれました。
そのまま転ぶように地面に倒れ、出し切った感じです。
良かった!間に合った!!
時来る。次に進める選手No.をスタッフが読み上げます。
当然呼ばれるだろうと、立ち上がり準備をしていると、なぜか自分のナンバーが読み上げられません。
そこで、スタッフに確認してみると・・・
「22:00:02ですね。後2秒でした。」・・!!
なんと間に合ってなかったのです。しかも2秒。
その時それが何を意味するのか理解する事が出来ず、固まりました。
そしてそれは次に進む事が出来ないということが分かった時、何とも言えない複雑な気持ちになりました。
この2秒は後になって効いてきてます。あの時ああすればの繰り返しです。
とても悔しいです。
完走率は100m:26%、100k:29%と悪かったですが、もう少し対策していれば完走できていたと思います。
大会運営側に文句はないです。完全に負けたということです。
ということで、八ヶ岳スーパートレイルレースは第二関門にて人生初のDNFとなったのでした。
おわり